塾長の考え

無敗の法則3

かつての私にとってのある生徒(今では医者)の話だが、

 

入塾後に時間をかけてその子の基礎学力を構築できたあとは、

 

その子はそれを使って標準問題をスラスラと解けるようになった。

 

成績は勉強時間におもしろいように比例して上がった。

 

このようなすばらしい現象が普通に起きるようになった。

 

 

それでも入塾時当初は何ともない普通程度の成績だったのである。

 

目立たないし平凡なため本当に医学部目指す生徒なの?

 

そんな感じだったのだ。

 

 

結論から言えば、

 

その生徒にはまぶしいほどの才能が秘められていたのである。

 

しかし勉強の時間が入塾前は極端に少なかったということと、

 

今現在どこから学習していけばいいのかがわからなくて戸惑っていた、

 

そういう状態だったので本来もっている才能を発揮できていなかったのだ。

 

 

それが今やどうだろう。

 

医者という人を助ける立場にまで大変身したのだ。

 

 

私は常日頃から思っているが、

 

才能ある者はそれが何であれども、

 

それを生かせる職業についたり業界に属したりして、

 

この世の多くの人の役に立つべきだと。

 

 

おそらくはそれがその子の天命なのだ。

 

その天命を全うするためにこの世に生まれてきたのである。

 

そしてその子に特有の素質や才能として、最初から備わっているのだ。

 

 

人は誰でもそういった素質才能を持っている。

 

しかしそれらは「見つける」「開発する」という作業がないと、

 

原石としてその子の中に埋もれたままで終わってしまうのだ。

 

 

指導者は必ずその子に埋もれているであろう素質・才能があることを信じて、

 

指導に当たらなければいけないのだ。

 

 

生徒というものは目的を理解し納得できれば、

 

自ずとやろうという動機が生じて、

 

自覚ある行動ができるようになる。

 

体の中にやる気を起こすスイッチが入れば、

 

毎日新しい知識を習得する喜びを感じながら、

 

毎日新しい技術を習得するたびに小さな感動があり、

 

その連続で新たな善なる人格が形成されていくのである。

 

 

情熱をもって取り組むことができれば、

 

それが勉強であれスポーツであれ音楽であれ、

 

その子の良き人格を形成しうる媒介となる。

 

優れた人格はそうやって形成されるものであり、

 

またその人格こそが将来大人になった時に、

 

社会で成功して幸せな人生を送る必要十分条件なのだ。

 

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