塾長の考え

宮崎西高校附属中学校の入試対策(その1)

宮崎県では宮崎西高校理数科がトップの学科だ。

 

毎年のように東大合格が出る学科の1つだ。

 

その学科に高校入試ではなくて中学受験で入学すること。

 

これが西高附属中受験である。

 

合格者は中学生となり3年後は西高校の理数科生となる。

 

ここの入試には例年作文が出題される。

 

県立の中高一貫校のほとんどがそうである。

 

形式としては課題文があってそれを読解した後で、

 

その課題文の筆者の趣旨に沿った自由作文を書かせる問題だ。

 

これを苦手とする生徒は多いだろうが攻略法はある。

 

それは大学入試で受験指導する小論文対策の技術を使うことだ。

 

この方法を使えばあっという間に書けるようになるので、

 

作文の問題は「ボーナス問題」

 

になったりするのだが、

 

やり方を知らなければ0点を取る可能性もある。

 

なぜならばこの「作文」と称した問題の正体は、

 

「ミニ小論文」だからだ。

 

小論文というものには形式があって、

 

それを踏まえた構成になっているかどうか、

 

それでまずは得点をできるかどうかが決まっている。

 

どんなに文を多く「書いた」からといっても普通に「0点」になり得るのだ。

 

そこの部分を指導されたことのない生徒のほとんどは0点のはずだ。

 

当塾のMちゃんも文章はスラスラ書ける能力があるのだが、

 

なぜか文章の構成が合格点を取れる形になっていない。

 

今日が2~3回目の作文指導だったので気がついた事実だ。

 

「(構成の部分の)指導をしていないな……」

 

私はそう思った。

 

というのもMちゃんは別の大手の中学専門塾にも通うW塾生だからだ。

 

そちらでの指導がキチンと行われていることを想定して、

 

当塾ではプラスアルファの指導をしようとしていたのだが、

 

基礎となる部分をこの時期になっても指導していないようだ。

 

不思議でしょうがないが現実を見て対処しなければならない。

 

得点を取れるように指導をしたのだが、

 

吸収力のあるMちゃんはあっという間に理解できて喜んでくれた。

 

たった1回でわかってくれるのだから優秀だ。

 

こういう生徒が多く通ってきているその塾の指導は楽だろうな、

 

そう一瞬思ったが、それではやはりおもしろくはない……かな。

 

指導のやりがいは地頭の良い生徒を指導するときよりも、

 

普通の生徒を秀才の生徒よりもできるようにしたときの方がおもしろい。

 

ところで、またしても認識することになったのだが、

 

どうして作文をまともに指導する先生がこんなにも宮崎にはいないのだろうか?

 

高校の小論文指導でも思うのだが、ほとんどの生徒が書けない。

 

それで高校生に小論文の指導をすると、

 

「初めてこんなことを知りました」

 

「今までに習ったことがありません」

 

そう答える生徒がとにかく多い。

 

生徒に聞くところによると、

 

小論文の指導を物理の先生や世界史の先生が担当することもあるらしい。

 

「指導ができる」先生ならば、

 

別に専門外であってもいいと思うのだが、

 

入試直前期に添削できる先生の数が少なすぎてまわらないので、

 

いろんな先生に割り振っているだけだったりするのが実際とのこと。

 

このせいで合格できない生徒はおそらく相当数あると思われる。

 

もうすでに高校を卒業したお子さんがいる親御さんならば、

 

私が言っていることが本当かどうかをわが子に確認してみるといい。

 

高校の現場での実態がわかるから。

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