塾長の考え

塾長の考え(京大受験)③

「塾長、調べてきました!」

 

「OK」

 

京大受験予定のBくんである。

 

先日は京大オープン模試があり、

英語の単語がわからないものが13個あった。

 

「調べてきてね」

 

私が指定して学習させている英単語集がある。

 

これはもう定番だが、

 

東大受験や京大受験、

 

あるいは国立大学医学部受験の場合は、

 

「鉄壁 東大英単語熟語」

 

これである。

 

この英単語集以外のものを、

 

宮崎県の各高校では指定しているが、

 

どれも京大受験には役不足。

 

 

その英単語集がまだ完璧には、

学習し終わっていないBくん。

 

今回わからなかった13個の単語がすべて、

それに収録されているかどうかを、

私の指示により調べることに。

 

結果、どうなったか?

 

なんと13個わからなかった英単語のうち、

3個だけが収録されていたのみだった。

 

なるほど…ね。

 

ならば、

日本最高レベルの「東大英単語熟語」を、

完全に暗記していたとしても、

9個の英単語の意味は永遠にわからない。

 

今は便利なツールがある時代なので、

残り9個の英単語の「レベル」を調べた。

※約5分前後で。

 

その結果わかったことがある。

 

英語検定(通称:英検)において、

最高峰は「1級」だが、

 

9個の英単語のうち、

1級以上(すなわち大学院以上)が、

8個だった。

 

残り1個は、

「ubiquitous(偏在する)」という、

一般常識として知らなければいけなかった、

「It関連」ではよく使われる単語だった。

 

Bくんの学校の英語の担任も、

 

「それは(知っていて)常識だろ」

 

と彼に言ったらしい。

 

確かにそうかもしれないが、

果たして今の高校生が、

「ユビキタス」を正確に知っているだろうか?

 

本質はそこではないような気がする。

 

要するに、

 

絶対的に高校生では覚えていないような、

ハイレベルすぎる英単語を使用している。

 

この事実は、

 

本番の京大入試の英文の中にも、

 

高校生程度では、

意味がまずわからないような英単語が、

 

「偏在している」

 

ということを示している。(笑)

 

まあ、冗談はさておき。

 

ちなみに、

「偏在する」とは、

「至るところにある」という意味だ。

 

(続く)

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