塾長の考え

塾長の考え(第3回 全統共通テスト模試)後編

先日模試が実施された。

 

これについて、

北斗塾予備校生は、

昨日は終日分析。

 

※本人が分析できる方法がある。

 

今日はその結果を私が、

1人ずつチェックする。

 

そして、

 

対策は何をするか?

 

それを私が教える、

 

というわけではなくて、

 

生徒が自ら提案してくる。

 

「こうすればいいでしょうか?」

 

それに対して私が指導をする。

 

これが自立型個別指導(の一部)。

 

ところで、

 

自立型の指導の最初の目標は、

 

「自主的に勉強する」

 

この行為の習慣化だが、

 

各生徒とも、

入塾当初から1年くらいは、

中学生時代の悪影響のため、

なかなか定着できない。

 

中学生まで集団授業に通っていて、

(学校の)成績が良かった。

 

こういう体験をしている生徒、

それこそが難しい。

 

何が難しいか?

 

「自主的に(自宅で)勉強する」

 

これが難しい。

 

集団授業の先生という存在は、

 

「絶対的な」存在であり、

 

自分の思った通りに授業をして、

自分の思った通りの宿題を出す。

 

それに生徒を一律的に従わせる。

 

で、どうなるか。

 

自主性のない生徒の誕生である。

 

この方式で結果を出す生徒とは、

 

「何も考えずに」

 

先生の言うとおりにする、

素直な生徒。

 

「テストをするよ」

 

と先生が言えば、

 

「は~い」と言って、

 

それに向けて猛勉強して、

良い結果を出す。

 

それが「エサ(成功体験)」となり、

 

次も「依存」すれば上手くいく、

 

そのマインド(精神)が見事に育つ。

 

どんどん依存型人間になっていく。

 

親御さんのほとんどが、

 

このことに一切…気づかない。

 

「わが子は順調だ」

 

と勘違いさえする。

 

さて、

 

その後どうなっていくか。

 

わが子が中学3年生となり、

 

高校受験を迎える。

 

そして、合格する。

 

宮崎県で言えば、

 

県立高校が不合格でも、

私立高校に入学できるから。

 

そういうわけで、

めでたしめでたし。

 

これですませている家庭が多い。

これですませている生徒が多い。

 

で、その後は、

 

同じ「ノリ」で高校生時代を過ごす。

 

3年間が過ぎる。

 

高3時代は大慌てするが、

最終的な可能性はほぼ変わらない。

 

そして、

 

大学入試の日がやってくる。

うまくいかない。

 

つまり、

 

大学受験でうまくいくためには、

 

中学生のときが勝負だったのだ。

 

安易な勉強のやり方でも、

(塾で)雑な指導を受けても、

 

中学時代は結局うまくいく。

 

学校の宿題、塾の宿題、

 

それさえやっていれば、

高校受験ですら合格する。

 

その「ぬるま湯」体験が、

のちに襲いかかる。

 

わが子に。

 

「わが子が自立型でない」

 

その代償は今、

中学生の親御さんが、

 

想像する以上に高くつく。

 

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