塾長の考え(小6のCちゃん)【前編】
「はい、何ですか~?」
Cちゃん(小6)を呼び出した。
私のいる部屋にトコトコと入ってくる。
Cちゃんはバスで塾にくる。
(10分かかるらしい)
彼女はいつも黙々と自立型個別学習。
(彼女はほぼマスターしている)
そんなCちゃんに声をかけた理由は、
中学受験プレテストについての、
結果と感想を直接本人に聞くため。
Cちゃんが入塾したのは小5の1月。
(彼女が即答して私も思い出した)
ハッキリ言うと、
中学受験を真剣に考えているなら、
小学4年生には入塾しているのが理想。
だが北斗塾に来る生徒のほとんどは、
小5の後半か小6の前半に入塾。
その理由のほとんどが、
「友だちが中学受験するから」
(私【ぼく】もしてみようかな~)
しかも、
それまで塾には通ったことがない、
そんな生徒がほとんど。
それならば、
意識高い系(?)の小学生は、
いったいどこに通塾しているのか?
答えは、
チラシが大量に配布されている学習塾で、
集団授業をしているところ。
学力別にクラス分けをしていて、
各中学の合格実績を、
「これでもか~、これでもかっ!」
と宣伝しているところ。
そういう塾に大勢集まっている。
チラシを見た親御さんたちが、
「良さそうね!」
と判断してわが子を入塾させていく。
ところで、
「真剣に中学受験を考えている」とは何か?
小学4年生の時点で、
本人が真剣に考えるはずがない。
誰が考えているのか?
それはその子の両親である。
中学受験が、
「親の受験」
と言われる理由だ。
さて、
Cちゃんの話に戻ろう。
Cちゃんは北斗塾の小学生の中で、
もっとも「自立型」の生徒だ。
私は彼女が入塾して以来、
ずっと彼女を観察してきたが、
自信をもって「自立型」の生徒だと、
大きな声で言うことができる。
(実際には大きな声では言わないが…)
さて、
Cちゃんはどこの中学に進学したいのか?
ずばり言うと家から近くの私立中学校だ。
そこ以外は希望していない。
それでも、
「プレテスト」を実施する私立中学を、
全部で4つ受けた。
(ある私立中は2回も受けたらしい)
(ちなみにそこには行かないらしいが!)
その結果どうだったのか?
(続く)