塾長の考え

塾長の考え(国公立医学部医学科受験)7

「先生…、成績開示票を持ってきました…」

 

Hちゃん。(1浪:医学部医学科志望)

今日は私と約束していたものを持ってきた。

 

「ネットで発表されていました」

「え、郵送じゃないの?」

「はい」

「それを印刷したの?」

「はい」

「あ、そう、じゃあ見せてよ」

「はい」

 

彼女の昨年度の受験大学(医学部医学科)の、

各教科の入試での点数がそこにあった。

 

「そうだったんだね…」

 

ついでに共通テストの点数も開示されており、

 

「そうだったんだね…」

 

これらは今後の詳細な問題分析にとって、

貴重な資料となる。

その後に、

本人用の戦略を立案することになるだろう。

それをするのはいつも私だが…。

 

「あ、先生、じつは英検も結果が…」

「あ、準1級のやつね(不合格の…)」

「はい」

「郵送されてきたの?」

「いえ、ネットで」

「あ、ネットね(今はそういう時代か…)」

「合格してました!」

「え?」

「うかってました!」

「え、そうなの!?」

 

自己採点後の予想では合格していないと、

2人で予想していたのだが、

なんと合格だったようだ。

これは…うれしい(笑)。

 

「ネットで見たんだよね?」

「ネットで見ました」

「1人で?」

「いえ、お母さんと」

「え、お母さん?」

「はい、母が覚えていてくれて…」

「ああ、結果発表の日を?」

「はい、そうです」

「そんなこと覚えているんだ…」

「はい、私は忘れていたんですが…」

「それじゃダメじゃん(笑)」

「はい、そうなんですよ」

「で、2人でいっしょに見たの?」

「はい!」

「それは…2人とも緊張したでしょ?」

「はい、しました」

「お母さんには事前に何て言っていたの?」

「たぶん落ちているからと言いました」

「それがふたを開けてみたら…合格と」

「そうだったんです!」

「うわぁ、お母さんも喜んだでしょ?」

「はい!」

 

こういう会話はとても楽しいものだ。

英検に合格することは簡単ではないけれど、

しっかり勉強して受検して、

「落ちていても英検の勉強は続けようね!」

「はい」

「秋に受かればいいからね」

「はい!」

「毎日コツコツ頑張ろうね」

「はい!」

 

結局合格したから勉強を止めるかと思いきや、

「これからも勉強は続けます!」

「お、そうなの?」

「はい!」

 

まだ1次試験が受かっただけで、

来月には2次試験がある。

 

「明日から毎日スピーキングの練習しようね」

「はい!」

「しっかり練習して合格しちゃおうね」

「はい!」

 

スピーキングの練習は私がするわけだが、

試験内容を十分に研究して臨みたいと思う。

自分の生徒を合格させることが使命だから。

 

しかし…。

こういうふうに素直な生徒はホント得するね。

指導者側もどうにかして合格させたいと、

心底から思うし気合も入るし…。

 

とにかく現時点で英検受検(準1級)は、

(1次試験は)100%合格だ(笑)!

 

今日はおいしい夜食を食べれそうだ。

(やせたいなら夜中に食うな!)

 

(続く)

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