塾長の考え

塾長の考え(全統記述模試)前編

今日は第2回全統記述模試の実施日。

 

この模試の内容を詳細に分析して、

今後の2次試験対策への第1歩とする。

 

7月にも進研記述模試があったが、

この模試での内容と比較することも重要。

 

基本的には前回の模試でできていなかった、

いろいろな単元の問題が、

今回はどうなっているのかを検証する。

 

これは手間がかかる作業だが有益。

しかし、

生徒本人に任せていたら…まずしない。

 

だから、

こちらがやることになるわけだ。

 

今回の記述模試は私が全部監督をした。

たぶん10年以上していなかったので、

すごく久しぶりで懐かしい気持ちになった。

 

なぜ今回は監督をしたのか?

 

単純に他の講師のスケジュールが合わなかった。

ただそれだけのことだったのだが、

おかげで新たなアイデアがわいてきた。

 

それはあるツールの作成なのだが、

これが自画自賛になる。

 

「よくぞ思いついたな」

 

と自分をほめてあげたくなるくらいの、

いいアイデアだと思っている。

 

これを使って予備校生や高3生を指導したい。

 

今日の夜中から明日の朝にかけて作成する。

これで明日の午前中の予定は…、

「爆睡」になりそうだ。

 

ところでこの模擬試験のことで、

ふと懐かしいことを思い出した。

 

それはある親御さん(母)のことだ。

当時の予備校生の親御さんであり、

この方は非常に熱心な方だった。

 

毎月のように私との面談を希望されて、

面談の平均時間も4時間はあったと思う。

 

最高で6時間だったときもあった。

このときは面談開始が午前11時だった。

(「夕食の準備が!」と言って終了だった)

 

このときの会話の一部が次のようなものだった。

 

「塾長、ご存知でしたか?」

「何をですか?」

「福岡の●●予備校に通っている息子の友達が」

「その友達がどうかしたのですか?」

「先月(8月)の模擬試験でいい結果が出たと」

「あ、そうなんですか」

『夏期講習の成果が出た!』と喜んでいたと」

「そうなんですか」

「息子が『いいなぁ』と言っておりました」

「へぇ、▲▲くんが…」

「大丈夫ですか、こちらのほうは??」

「ん、と言いますと?」

「やはり大手の予備校の方が良かったのではと」

「え、本人が言っているのですか?」

「いえ、主人が言いだして困っているんです…」

「そうなんですか」

「で、塾長の感想は?」

「え、その友だちの結果についてですか?」

「もちろんそうですよ」

「まあ、良かったのではないでしょうか」

「え、それだけ…ですか?」

「はい…それ以外に何か?」

「危機感はどうなんですか?」

「危機感? 何に対してですか?」

「やはり大手予備校の方が結果を出せる力があるとか」

「…」

「うちの子はその友だちに『負けた!』と」

「え、そんなこと言っているんですか?」

「そうです、せっかく宮崎に残って頑張っているのに」

「ふ~ん、そうなんですか…」

「大手予備校ってやっぱりすごいんですねっ!」

 

 

(続く)

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