いろいろな個別指導予備校(その1)
予備校の面談で聞いたショックな話。
私がネット上の宣伝において、
「ここの予備校ならしっかり(個別指導を)やっていそうだ」
そう思っていた予備校がまた1つ減った。
残念だ。
どうしてこうも宣伝と実態が違うのだろうか。
怒りを通り越してあきれる。
その予備校名を名指しすることは避けるが、
個別指導においては何段階もレベル分けをして、
丁寧に指導をすると謳っている予備校。
実際にそこに通っていた生徒とその保護者の方が、
口をそろえて事実を言うのだから私は反論できない。
言っていることとやっていることが違う、と。
ガタガタになっている彼の成績表の点数を見て、
よくこの生徒はあきらめずに私の目の前に現れたな…。
そう思った。
夢をまだ捨てていないんだね。
迷惑をかけっぱなしの両親に何とか大学合格をして、
安心させたいそして親孝行をしたい。
そういう旨の話を彼から個人的に聞いて、
彼の予備校への入学を即決した。
「よし、だったら一番上を目指そう!」
やはり個別指導をすることは大変なことなのだ。
個別指導をすることをいやがる予備校が多い中、
そこはしっかりとやっている。
そう私は思っていた予備校が実はそうでなかった。
生徒が集まりすぎて講師の方がきちんと対処できない。
そういう状況だったのだろうか…。
今は人材不足でいい講師の確保が難しい。
そのため対応が雑になったり、
あるいは他の予備校講師が掛け持ちでバイトで来たり。
掛け持ちで来ていたバイトの予備校講師の愚痴の話、
それを聞いた生徒の心境はいかばかりだっただろうか。
「いつもお金の話ばっかりでした」
その生徒の話を聞きながら想像するだけで胸が痛む。
「予備校に裏切られました」
そのように話すその生徒の気持ちは…。
いろいろな予備校(校舎ではない!)を掛け持ちで授業する。
そういうバイトの予備校講師がいる限り、
その予備校が生徒1入ひとりの学力のデータ分析、
それが仮にうまくできていても、
それに合わせた有効な個別指導が出来るわけはないのだ。
個別指導を本当にしっかりとやることは、
保護者の方が想像する以上に大変極まりないのだ。
それゆえに身が引き締まる。
本物の個別指導をやり続けることができるように。
期待を裏切らない個別指導を追求し続けたい。