無敗の法則12
学校という環境の中では生徒は皆同じ授業を受ける。
集団授業は個別指導と違って皆が同じ説明を受ける。
授業の説明には差別も区別もない。
つまり等しくチャンスをもらっているのだが、
それでも学力差がその授業中に生じるのはなぜか?
その答えの1つは「吸収率」である。
生徒個人の「理解度」と言った方がわかりやすいかもしれない。
この「吸収率」を上げるには内的要因と外的要因の2つがある。
内的要因とは、生徒個人の問題で、
1.集中力(授業内容または先生への興味から生じる)
2.情熱(全部理解しようという積極的な心構え)
3.自尊心(他の人に負けたくないという気持ち)
4.生徒個人の(現時点での)学力
5.生徒個人の(現時点での)健康
外的要因とは、生徒個人の問題ではなくて、
1.授業の上手さ(先生の説明技術)
2.授業の楽しさ(先生のトーク力)
3.学習環境の善し悪し(クラスを構成する生徒の質)
4.学習環境の安全さと快適さ(適度に静かで寒暖の心配がない)
5.授業で使うテキストの質
こういったことのどの要素かが1つでも悪いと、
生徒個人の「吸収率」は一気に悪くなる。
「吸収率」を良くしていく、改善していくということが、
普段の努力目標にいつもあれば自然と状況は変わっていく。