塾長の考え

塾長の考え(見た目)①

「今日のノートは?」

「忘れました」

「『忘れました』って?」

「?」

「家に取りに帰ればあるの?」

「いや、あの…」

「小学生じゃあるまいし…」

「…」

「やってないことをね…」

「…」

「『忘れました』というのは違うぞ」

「…はい」

「実力を上げたくないなら…」

「…」

「しなくてもいいんだよ、

それもきみの『選択』だから」

 

こんなやり取りをする相手は、

 

中3生のSくん。

 

時々、

 

英語のノートをしてこない。

 

教科書の英単語を練習したり、

教科書の英文を学んだり、

 

いずれも、

高校生になったときのため。

 

(中学生が)

今やる地味な作業。

毎日する単調な作業。

 

でも、

 

これが後に大きな「差」になる。

 

(真の)基礎学力を、

確実に養成しようとすれば、

 

一見すれば単調な毎日の鍛錬が、

 

とても重要な意味をもつ。

 

毎月積み立ての貯金(預金)を、

コツコツとするようなもの。

 

やるやらないではなくて、

 

「やる」のだ。

 

だが、

 

この中3生のSくんのように、

 

学習や勉強の「習慣化」が、

できていない中学生は多い。

 

彼ら彼女らのほとんどが、

 

学習・勉強を、

 

「義務」だと勘違いしている。

 

 

中学生の指導のポイントは、

 

「学習(勉強)の習慣化」だ。

 

成績はその時間の多寡で決まるが、

 

「習慣化」こそが能力向上のカギ。

 

本当の勝負は高校1年生からであり、

最終目的は「大学合格」である。

 

 

そこを見据えた指導をするのが、

北斗塾の方針であり、

 

学校のテストの「予想」をして、

 

「当たったね~」

 

とか、

 

中間テストや期末テストなどに、

 

出てきそうな問題など、

 

事前に出ることがわかっている、

 

そういった問題を繰り返し丸暗記。

 

それで点数をとらせて、

 

「成績が上がりましたー」

 

と親御さんにアピールする。

 

そういう無駄な指導はしない。

 

高校生になったらすべて、

メッキがはがれて上手くいかない。

 

それを大多数の高校生で、

見てきたから。

 

 

さて、中3のSくん。

 

念のために確認すると、

 

1月の「英検」を受けるらしい。

 

前回は3級を合格したので、

 

「一応、流れで…」(本人談)

 

次回は準2級を受けるとのこと。

 

英検を受けて合格することは、

 

もちろん「いいこと」だが、

 

大学合格を目指す生徒は、

 

それに向けて1~2週間対策して、

 

「やったー」

「あとちょっとだった残念」

 

とかしている場合ではない。

 

ふだんの学習の継続を、

丁寧にやっていれば、

 

自然と合格できる。

 

「英検(準2級)とったよ」

 

そういった、

「見た目(英検合格)」ではなく、

 

中身(真の学力)の向上の方が、

 

はるかに大切なこと。

 

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