塾長の考え

塾長の考え(大学の推薦入試、他)

先週は各国公立大学の推薦入試が実施された。

 

推薦入試といえば、

 

1.小論文

2.面接

 

これらが2本柱。

 

塾生には、

 

ずっと前から地道に対策をしてきたのだが、

2週間前から追い込みをして、

各生徒の対策が終わったのは直前。

 

やはり、

 

あくまでも個人的な意見だが、

 

各高校の小論文対策は十分とは言えない。

 

うまく対策指導ができない先生が担当となり、

(我流で)指導された生徒に対しての、

 

塾での「補習指導」は、

 

例年のことだがきつかった。

 

 

AIである「ChatGPT」を使用しての添削。

 

これが高校で行われた小論対策の新趣向だったが、

 

一見良さそうだが、イマイチな印象だった。

 

 

最新ツールを使うことは悪いわけではないが、

 

もっと生徒の思考力を育成するような意識が、

 

高校の先生には必要なのではないか?

 

そう感じた。

 

 

AIはあくまでもツール。

 

それに盲目的に頼ってはいけない。

 

指導者が優良な教材(ツール含む)を、

 

取り入れて指導をすることはいいことだが、

 

人を感化させたり自覚させたりすることは、

 

AIではできないということを認識するべき。

 

教育は奥深い。

 

 

さて、

 

今週は各高校では定期テストが実施されている。

 

その対策のために塾生は連日塾通い。

 

すさまじい集中力だ。

 

「これを普段からできれば…(笑)」

 

とついつい思ってしまう。

 

まあ、それは無理なのだが。

 

100メートルの全力疾走を、

1500メートル走でやってください。

 

これと同じような要求になるから。

 

 

予備校生はどうか?

 

毎日朝から夜まで勉強をしている状態。

 

これは「大学受験生」にふさわしい姿である。

 

 

「努力すれば報われる」

 

と言いたいところだが、

 

実際はそう簡単なものではない。

 

 

大学入試は高校入試とはわけが違うから。

 

宮崎県で有名な進学校である某高校に、

 

何名合格させるかを競っている塾が、

 

市内にいくつもあるが、

 

その高校に合格したところで、

スタート地点に「立つ」というだけ。

 

特に何も変わらない。

 

その高校に合格してもその半数は、

無情だが3年後に不合格になる。

 

そして、

 

その半分の合格者の大多数が、

第1志望大学の合格ではない。

 

この事実も、

ほとんどの親御さんと、

そのお子さんは知らない。

 

大学入試は「全国大会」。

 

部活動で全国レベルに行くことが、

どれだけ大変か。

 

それと同じ。

 

大学入試のすごさを示す1つの表現。

 

 

中学生はテスト範囲のプリントを丸暗記で、

高得点が取れる。

 

塾のほとんどがそんなやり方を推奨する現実。

 

 

そのやり方は大学入試では通用しない。

 

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