情報大洪水の時代(その6)
邪魔をしてきた相手、
それはその生徒の通学する高校だった。
その高校は毎年ある私立大学の医学部医学科に、
1人だけ進学しているという実績がある。
(とのことだった)
それは某私立大学の医学部医学科なのだが、
受験者はいつも推薦で合格。
それは学校推薦だという。
「え、何ですって?」
「だから…、先生、もう地元国立大の話はいいんですよ」
「ど、どういうことですか?」
「先生のこれまでの成果はわかりました」
「は、はあ…」
「うちの子は●●大学医学部医学科に行かせます!」
「え~っ!!」
「それがですね、…確実な話なんですよ」
「どうして、そうなるんですか?」
(続く)