塾長の考え

塾長の考え(親の学習とは)⑨

「働く目的とは何か?」

 

これはもうハッキリ正解を言える。

 

人の役に立ち、社会に貢献するためだ。

 

その過程で自分の存在価値は高まり、

 

それに呼応するかのごとく、

 

経済面でも潤うようになっていく。

 

 

何よりも、

 

人は自分以外の誰かの役に立つことで、

 

大変な幸福を感じる動物だ。

 

仕事が充実すればするほど、

 

顧客のみならず、

 

多くの関係者を幸福にしていくことが、

 

可能になる。

 

 

働く目的をもう少し詳細に分解すると、

 

1つ目には、

 

自己実現がある。

 

自分が学生時代に経験してきたことや、

 

学んできたこと経験してきたこと、

 

培った学力をベースとする「能力」、

 

こういったものをフル活用して、

 

会社という場で社会に貢献していく。

 

何年間も貢献し続けていく。

 

 

この仕事における自己実現のプロセス、

 

そのものが、

 

自己ストーリーそのものであり、

 

充実感や達成感を得られるものだ。

 

 

この(親の)ストーリーを見せるのだ、

 

大切なわが子に。

 

 

これが子育てに関しては抜群に効果的だ。

 

良い影響をわが子にもたらす。

 

なぜならば、

 

親とはわが子にとって、

 

「手本」であり「見本」だからだ。

 

 

もっとも学びやすい対象なのは「親」。

 

 

しかし、

 

親自らの自己実現のストーリーを、

 

わが子に見せるどころか、

 

生活のために仕方なく働いている、

 

そんな姿を日常的に見せ続けていたら?

 

 

わが子は「手本」「見本」である親からは、

 

勇気も元気ももらえないことになる。

 

もしかしたら、

 

夢も描けないかもしれない。

 

 

それでいいのだろうか?

 

 

いいわけないだろう。

 

自分が自己実現できていないのに、

 

わが子には「自己実現」を期待しても、

 

これはむずかしい。

 

 

あるいは、

 

自分ができなかったことを、

 

そのままわが子に期待する。

 

 

たとえば、

 

わが子は望んでいないし興味もないのに、

 

「医者になれ」

 

と言い続けるとか。

 

 

わが子の興味や才能などが、

 

他の分野にあるということが、

 

親である自分にはうすうす分かっている、

 

それにもかかわらず、

 

 

「(経済面での)安定が大事だから」

 

 

という自分の価値観(人生観)を、

 

絶対的に正しいものだと信じて、

 

子どもを思う通りにしようと、

 

何度も説得を試み、

 

誘導しようとする。

 

 

さて、

 

そのような子育てのやり方で、

 

わが子は本当に幸せになれるのだろうか。

 

 

(続く)

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