塾長の考え(失敗とは何か?)③
「失敗とはあきらめること」
この考えで間違いない。
私もようやくこの考えに、
深い意味で…到達してきた。
認識するにしても、
何段階もレベルがあるようだ。
(10段階くらい)
ただし、
指導する相手が生徒のとき、
つまり「子ども」である場合、
そして、
「受験生」でもある場合、
気をつけなければいけないことが、
2点ある。
1つ目は、
「期限」があるということだ。
入試は決められた日に、
必ず行われる。
その日までがタイムリミットであり、
「あきらめない」
と思っても、
合否の結果はこれまた必ず出るわけで、
その結果に従わなければならない。
2つ目は、
メンタルケアは、
繊細かつ持続的に、
行わないと、
まず…結果は出ない。
よく指導者の立場の人が、
「やる気を出すには目標を持てばいい」
などと普通に言っているが、
単純な話、
技術的なことで言えば、
目標設定が大事なことは当然。
それも「明確な」目標設定をする。
これが定番だ。
だがその前に、
メンタルケアと言う、
持続的なフォローを、
個人的にしない限り、
大多数の生徒は努力することが、
「続かない」。
世の中の大多数の生徒が、
集団授業の学校や塾や予備校、
これに毎日あるいは週3回通っても、
やる気が続かない。
行くには行くのだが、
それはしかたなく行き、
習慣だから行くけど、
あるいは、
親が送り迎えするから行くけど、
受験があるから、
しょうがなく行くけど、
(前向きな)努力が、
続かない。
なぜか?
メンタルケアは、
個人的なものだからだ。
よって、
最適解は「個別指導」の中にある。
このことを知らない親御さんたちは、
わが子の成績が上がっていなくても、
集団授業の塾にわが子を通わせる。
(成績上位の生徒はOKだが)
その塾の「合格実績」を、
信じて行かせているのだろうが、
それは過去の、
「他人のお子さんの結果」。
メンタルケアをしない限り、
わが子は「変わらない」のだ。
※証拠は親の目の前にある(いる)。
田舎の県立高校受験は、
少子化の影響もあり、
結果的に合格しがちだが、
集団授業を受け続けたせいで、
わが子の中の「依存心」は、
拡大している。
「言われなければやらない」
「指示されなければしない」
そういう「(新)高校生」に変貌完了。
「メンタルが弱い」
この克服に取り組めるのは、
自立型個別指導だけ。
100%そうなるとは言わないが、
メンタルが弱い生徒は、
本番で力を発揮しないため、
大学受験では失敗する。
(続く)