塾長の考え(勘違い)②
「英検2級持っています」
「そうなんだね」
それで、
進研模試(全国模試)の問題、
これを解かせてみると、
「60点」
これを取れない生徒がほとんど。
「英検が取れたら実力がある」
と勘違いしている親御さんや、
生徒、または塾講師などがいる。
大学によっては英検資格者が、
優遇される場合がある。
たとえば、
宮崎大学工学部。
そこなら2次試験の英語が、
満点扱いになる。
※英検2級保持者
通常、
宮崎大学の工学部の英語で、
「満点」
は、ほぼ取れない。
もちろん受験する生徒が、
東大受験して合格するレベルなら、
あり得る難易度の問題ではあるが。
つまり、
そんな場合には「英検の資格」が、
絶大な効果を受験生にもたらす。
こういうことがあるから、
「英検」に合格しておくことは、
重要なことであると捉えられる。
しかし、
それと受験時の記述力が、
イコールということでは、
ない。
6割は取れない。
「勘違い」しない方がいい。
英検のための勉強をして、
英検に合格することはいいこと。
だけれども、
それとこれとは違う。
この認識さえ持っていればよい。
次に、
学校の定期テストで点数が取れれば、
入試で合格できる。
これは典型的な「勘違い」。
ただし、
高校受験ならほぼその通り。
しかし、
大学受験なら確実に間違い。
「大学受験合格→定期テストができる」
これは「〇」。
「定期テストができる→大学受験合格」
これは「×」。
しかし大多数の生徒、
とくに高校1年生と2年生、
そしてその親御さんたちは、
学校の定期テストが良ければ、
次の大学受験も上手くいくと、
「勘違い」。
学校の定期テストで、
「90点」を取る生徒でも、
進研模試(全国模試)になると、
「60点」程度がほとんど。
学校の成績(定期テスト「90点」)、
こういう生徒のほとんどは、
「九州大学志望です」
「医学部志望です」
「薬学部志望です」
「獣医学部志望です」
と望むし、言ってもくるが、
ほとんど全員そのままならば、
合格できない未来がやってくる。
定期テストで「真の学力」は、
まず計測(把握)できない。
進研模試で合格判定がC以上で、
初めて現実味が出てくる。
私の実感(主観)では、
定期テスト「90点以上」
※5教科で
こういう生徒が100人いたら、
そのうちの5~6人が本物。
(「真の学力」がある)
あとの生徒はテスト直前の勉強、
たとえば、
1週間前くらいから、
テスト範囲の問題を解き、
2度目以降に解くときには、
ひたすら「解答」を暗記する。
そういう生徒たちだ。




