塾長の考え(共通テストに向けて)①
大学入学共通テスト。
2026年度は1月17日(土)。
1月18日(日)の2日間で行われる。
国公立大学の受験生はここを目指し、
私立大学受験生もここを重要視する。
国公立大学の場合には、
共通テストの点数が持ち点となり、
志望大学の受験が可能かどうかが決まる。
合否の可能性も一応データ上では出てくる。
絶対ではないが。
先週行われたところがほとんどだが、
今日と明日の2日間で、
「第3回 全統共通テスト模試」が、
一部の高校で実施される。
これは大手予備校の河合塾主催の模試で、
今月の末にも同予備校主催の、
「全統プレ共通テスト模試」だ。
高校3年生は毎月のようにテストがあり、
本当に基礎学力を養成しておくには、
高校1年生時と2年生時における、
地道な基礎学習とトレーニング。
これが絶対に必要。
だが、
ほとんどの高校1~2年生は部活動を優先し、
毎日進んでいく学校の授業内容は、
(わからなくても)後回し。
毎日毎日けっこうな量の「学習負債」が、
このため増え続けていっているのだが、
その現実からは目をそらす。
なぜか?
それは社会人である大人も同じだが、
現実を直視することはつらいからだ。
なので、逃避する。
スマホに。
このことに、
親御さんも気がつかなければいけない。
「またスマホをいじっている…」
そのこと自体を、
「サボっている」
とみなすことは半分正解だが、
残り半分は「現実逃避」である。
この理解がないとわが子との会話は、
(本当の意味では)成立しない。
感情的に親御さんはすぐになるので、
(わが子を)叱りたくなるだけ。
勉強とは「真の理解」ができれば、
そうとうにおもしろいと感じる。
ここは強調しておく。
だから、生徒側としては、
ますます集中して学習できるし、
楽しく勉強もできる。
反面、
やらされている勉強はイヤイヤなので、
どう転んでもストレスがたまる。
それで、
スマホに逃避する。
これが反面、
つまりスマホいじりの「裏」の原因。
なお、
「わが子の成績は悪くないはず…」
「いい成績だと思うけど…」
こう考える親御さんたちは、
その根拠を定期テストの結果に置いている。
そこが間違い。
定期テストとは暗記テスト。
事前に同じ問題が生徒に配られて、
「対策プリント、やっとけよ~」
というのが現状。
よって、
そこで点数をとっても実力は、
わからない。
共通テスト模試によって、
生徒の実力が正確に露出する。
そして、
それこそが真実(の一端)を表している。
そこから目を背けたら本当にアウト。




