塾長の考え

入試は勝負だ。(その4)

今までもそうだったが、入試の1ヵ月前から航空大予備校生は過去問特訓を開始する。

 

つまり本格的な追い込みをかけるということだ。

 

 

しかし、今年はそれを1週間早く開始することにした。

 

なおかつ夜の個別特訓もするようにした。

 

その分の料金を追加で請求することはしなかった。

 

私がしたいと思ったからだし、親御さんたちにはその時期に特別特訓をするからというようなアナウンスも事前にしていないのだから料金も請求できないし、そのつもりもなかった。

 

しかし、現実的にスタッフ(講師)を使えば人件費がかかる。

 

だから私自らが直接指導をすることで費用を掛からないようにしての指導となった。

 

ただし、私自身が関わることではっきりと合格できる状態に仕上がってきたかどうかは報告書とかではなく、リアルタイムで直接的にわかるようになった。

 

これが良かった。

 

次々と弱点が出てくる中で的確な指導がタイムリーにできていったのだ。

 

そうやって行くうちにとうとう私の中で合格への当確ランプがついた。

 

それが7月5日(金)だ。

 

 

「もう合格できるレベルに入っているから大丈夫」

 

「え、本当ですか?」

 

「ああ。だけど入試は勝負だ。力があれば必ず受かるわけではない」

 

「なるほど」

 

「上位で合格するつもりで勉強するんだ!」

 

「わかりました」

 

 

油断さえしなければ本番は受かるはずだ。

 

そう確信したのは入試2週間前だったのだ。

 

(続く)

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