塾長の考え

予備校と学習塾は違う(その2)

学校の先生の学習指導にガッカリして塾に来る保護者は多い。

 

でも、学校の先生たちも一生懸命に生徒指導に取り組んでいる。

 

それは事実だ。

 

ただし、学習指導だけをすればいいというわけではない。

 

それが学校というところ。

 

生活指導もあるし、他にもやることがものすごく多い。

 

ほとんどの学校の先生は真面目なので勤務後はクタクタの状態だ。

 

 

それとは反対に塾の講師は成績を上げる専門職だ。

 

実際に毎日そのことばかり考えて生きている。

 

そういう塾講師がいっぱいいることを私は知っている。

 

 

アルバイト講師はたいてい学生なので本業は大学での勉強。

 

本職の講師にはまず勝てない。

 

生徒に教える技術も洞察力も。

 

だから、プロの塾講師が生徒の成績を上げることが最もできる。

 

それがあたりまえであって、普通のこと。

 

専門なのだからそうでないとプロとしての存在意義が疑われる。

 

 

予備校は正式名称は「予備学校」。

 

つまり塾ではなくて「学校」。

 

学校法人が運営している予備校ならばまさに「学校」そのもの。

 

 

だから、多くの保護者の方には声を大にして言いたい。

 

学校に不満があって塾に頼った経験がある保護者の方は、

 

同じように予備校に不満を持つ可能性が高いですよ、と。

 

なぜならば、学校のシステムと指導方法がほぼ同じだからだ。

 

高校に対して不満を持ったことと同様のことが、

 

予備校に対しても起きてしまう可能性が高い。

 

 

「小中学生の時と同じように!」

 

「高校受験を乗り切ったあの時と同じように大学受験でも!

 

塾で受けたようなサービスが予備校でも受けられる(はずだ)!

 

 

そのようにカン違いをしているのだ。

 

よくテレビで林修(はやしおさむ)先生が、

 

「僕は予備校講師であって塾講師ではありませんから!」

 

と言っていたが、ほとんどの保護者の方たちは意味が分からなかっただろう。

 

その認識の違いが1年後のわが子の合否の結果となって表れる。

 

 

わが子が浪人をして受験勉強をするのは予備校で大丈夫なのかどうか?

 

 

今も昨年もおととしも、

 

「予備校の選び方がZ(根本的に)間違っていたのですね…」

 

とおっしゃって沈痛な表情をされる保護者の方は後を絶たない。

 

本当にかわいそうで仕方がない。

 

お気の毒でしたね、というのが精いっぱいだ。

 

 

今、再度良く考えるべきだと思う。

 

わが子が浪人をして受験勉強をするのは予備校で大丈夫なのかどうか?

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