塾長の考え

塾長の考え(期末テスト)⑧

なぜ私は宮崎大学附属中学校に、

落ちたのか?

 

詳細は後に明らかにするとして、

当時の記憶を述べたい。

 

今でもハッキリと覚えているが、

 

合格発表日に私は掲示板の発表、

これを見に行きたかった。

 

受かっている自信はなかった。

 

当時の受験科目には、

国算社理以外に、

音楽や家庭科などの、

いわゆる副教科もあり、

それからも出題された。

 

教室内に設置されたスピーカーから、

何かしらの曲が流れてきて、

拍子を答える問題もあったが、

 

何拍子だとか一切わからなかった。

 

今でも…やはり解けない(笑)。

 

そもそも、

算数の問題でも、

プールの容積の問題があったが、

 

「こんな底が平面でないものが…」

 

そう強烈に思ったものだ。

 

今考えると算数の応用問題だから、

見たことがない形状のプールの問題で、

容積を正確に求められるかどうか、

その学力を検査しているだけだが、

 

「こんなの実在しないのに…」

 

そう思いながら解いたものだ。

 

いや、解いていない。

いや、解けていない(笑)。

 

社会の問題にいたっては、

授業中に小5のときの先生が、

説明していた内容を、

頭を両手で抱えながら、

懸命に思い出そうとした。

 

試験中に1年半以上も前の、

それも(小学校の)授業内容を、

ずっと思い出そうと頑張った。

 

結果、それは思い出せなかった。

 

ハッキリと自信があるが、

思い出せなかったのではなく、

そもそもが、

習っていなかった内容だった。

 

本当に滑稽である。

 

いったいどの受験生が、

小学校の授業内容、

それも1年半以上も前のことを、

思い出しながら答案を書くのか。

 

前回もそうだったが、

このように追憶して自分のことを、

中学受験時の自分のことを、

客観的に書いてみて思うことは、

 

今現在の私が、

学習塾の塾長であるということも、

手伝っての感情になると思うが、

 

「かわいそうだな…」

 

の一言である。

 

小6の男の子が、

中学受験の情報も十分にないまま、

 

つまり、

何も知らないままに受験すると、

こういうふうな目に合う、

その典型的な例だと思う。

 

(続く)

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