塾長の考え(夏期講習終了)④
「厳しい指導なんですね?」
そうではない。
「最適な指導をする」
「生徒の素質を伸ばす」
「生徒の才能を信じる」
要するに、
生徒の「真の姿」を創出する。
生徒のもっている能力を、
最大限に引き出す。
その挑戦が塾の指導だ。
可能性を引き出すためには、
その生徒の心の中に、
「自立心」
を育てていかなければならない。
これは絶対間違っていない。
「主体性」
これを育てるということでもある。
「自立心」=「主体性」
親御さんたちの多くが、
わが子の「子育て」を、
どうとらえているかというと、
「保護」だと思っている。
「養育」だと思っている。
確かにそれが最重要。
子どもは親なしでは生きていけない。
そういう話は、
私は塾生に何度もしている。
「親への感謝の気持ちは?」
そう問いかけることも多い。
塾生の何人もが、
そのたびに、
ハッとした表情になり、
神妙な表情に一瞬で変わる。
私という「他人」が言うから、
生徒の心に響く部分が、
いくらかはあるのであって、
親御さんが仮に直接的に、
そういうことを言っても、
逆効果となるだろう。
身内だからそれが当然。
他人(私)が言うから聞くのだ。
前回まで、
「実戦」という言葉は、
私の指導哲学を表している、
そう主張してきたが、
もう少し具体的に話そう。
親御さんたちは「社会人」だ。
もう十分に理解しているし、
さんざん体験してきているから、
身に沁みてわかっているだろうが、
人生は山あり谷ありで、
楽しいことよりも、
大変なことの方が多い。
それが「通常」のはずだ。
仕事で成果を出せなければ、
いつだってリストラの危険があるし、
守るべきもの(家族など)は、
「自分の命に代えてでも」
そのくらいの覚悟をもっていたり、
そのくらいの気持ちで毎日を、
一所懸命に生きている。
わたしはそう勝手に解釈している。
数多く面談をしてきて、
「わが子のためなら…」
「わが子のために…」
私にはそういう感情が、
親御さんから伝わってきている。
これは事実だ。
北斗塾に限らず、
どこの学習塾の先生も、
親御さんと面談すれば、
そんな想いを感じているはずで、
「何とかしよう」
そう思って生徒指導をする、
そういう塾の先生は多いと、
私は信じている。
それこそが、
「塾講師」という人種だからだ。
ここで指導哲学の話に戻すが、
「実戦」の相手はライバルではない。
その「生徒自身の心」が相手だ。
惰性になる。
辛いことから逃げる。
そういう「弱い自分」との闘いが、
「実戦」だ。
「問題」はその材料に過ぎない。




