国公立2次試験まであと7日
毎年この時期に痛切に感じることがある。
予備校生のことだが、時間が足りたかどうか、ということだ。
1年間という時間を浪人するつもりで予備校に入学する。
その時期は4月がほとんどだ。
北斗塾予備校も基本的には4月の第2週に開始する。
そこから計算すると大学入試センター試験までは9ヵ月しかない。
「今年1年間浪人して頑張ります!」
このように新予備校生は4月に私たちに宣言してくれるけれど、
実際は1年間もない。
繰り返すが、9ヵ月間だ。
昨年もスタートが早かった生徒ほど成績が上がっていくペースが速かった。
3月スタートと4月スタートではハッキリと言いたくないが、
実のところ終わってみると上がった点数が30~50点は違っている。
これが現実だ。(5年間計測しているのでほぼ確かなはずだ)
このセンター試験での「差」が重たくのしかかるのが2次試験前の1週間である。
センター試験の合計点数が持ち点で2次試験に臨むのだから、30点が大きい。
「センター試験であと30点上の点数が取れていたらどんなに良かったか…」
スタートの「早さ」は学力向上の「速さ」の大きな原因となるのだ。