塾長の考え(親子関係)10
わが子を想う親の気持ちと裏腹に、
ますます親子関係が悪化していく。
これは辛く悲しいことであり、
あってはならないことだと私は思う。
先日も痛ましい記事を読んだ。
これを読んでみると、
多くの人たちが、
親子関係で悩んでいることがわかる。
そして、
この記事にコメントをしている人たちも、
似たり寄ったりで打開策がわかっていない。
そんな人たちであふれかえっている。
この記事に掲載されている子どもは、
小学5年生だ。
私が知る限り普通の小学5年生ならば、
親との触れ合いを常に求めている。
中学受験の専門塾などは、
週に4回も5回も塾に生徒を通わせる、
そんなところもあるが、
それが必ずしもプラスではない、
その理由の一端を、
この記事はわれわれに教えてくれる。
さて、
毎日学校から帰っては塾に通う。
これが一見いいことのように見えるが、
今現在は実害が出て来なくても、
将来的にはいろんな弊害が出てくる。
このことにまるで気が付かない、
塾長や教室長が現在増えている。
その塾長や教室長が、
何もわかっていない主な理由として、
①「独身である」
②「離婚して現在独身である」
こんな可能性が高い。
これが正しいかどうかは、
1度本人に確認すればすぐにわかる。
結果、
①「経験していないので知らない」
②「上手くいかなかったのでわからない」
…以上である。
塾生のことを第1に考えているようだが、
実際は、
目先の自分たちの利益ばっかりを、
いつも考えているため、
考えが浅い。
「強制していませんよ」
と親にアピールしながら生徒には、
「絶対来た方がいいことはわかるね?」
と塾内で説得しているのが実態。
(わが子に確認すればすぐにわかる)
この人たちは塾(教室)の結果が大事で、
塾生とその親御さんの真の幸せについて、
あまり深くは考えていない。
「大学に合格さえすればハッピー」
と信じ切っている。
ある予備校(全国的にとても有名)に、
加盟していた私の友人(塾長)は、
その予備校の最高経営責任者が、
各県の参加者(塾長たち)に向かって、
「なぜ自習室が予備校には必要なのか?」
これを質問として投げかけたときに、
①「生徒の学習時間が増えるからでしょ」
②「自宅で勉強できない子のためかな」
とその場で考えたらしいが、
「正解」はそうではなかったのだ。
私はそのときの「正解」とやらを、
聞いたので知っているが、
少なくとも①や②が真の理由ではない。
だが、ここでは言わない。
あまりにも生々しいからだ。
今現在、
塾のあり方の1つとして、
自習室を用意して、
塾に毎日通えることはメリットだぞと、
声高に言う塾が増えてきている。
ほとんどの親御さんたちは、
それをプラスだと信じ込まされている。
それでも信じない親御さんには、
直接面談の回数を増やして、
子どもではなく親御さんから、
攻略しようとしている。
だが…。
(続く)