塾長の考え

2023 自治医科大合格 ①

「先生、明日の5時(夕方)に合格発表です」

「ああ、自治医科大学ね」

「緊張します、受かっていてほしいです」

「そうだね、きっと受かっているよ3番目くらいで」

「そうなんすよ、3番か4番かで大きな違いです…」

 

自治医科大学は全国47都道府県から生徒を募集している。

各県から2~3人ずつ合格させる医科大学だ。

宮崎県から受験した生徒の上位4番では受からない。

3番以内でないとダメだ。

Nくんは宮崎西高校理数科の生徒。

 

小学生のころから成績が良くて、

当時通っていたE進館でもトップの成績だったらしい。

 

その塾には高校受験時までお世話になっていたとのこと。

高校受験ではラサール高校と宮崎西高校の理数科と、

ダブル合格した強者(つわもの)。

 

そんな彼(のお父さん)が選んだ最後の砦は北斗塾だった。

「何とか息子をお願いします!」

何度も頭を下げてお願いする姿を見ながら、

「大丈夫ですよ」

と答えたことを昨日のように思い出す。

 

医学部医学科に行きたい生徒は多い。

そもそも医者という職業に人気がある。

その夢を叶えてあげたいとは思うものの、

学力的に普通の生徒が高校生の途中で入塾してきても、

なかなか医学部には合格しない。

 

だが、「理数科」の生徒は違う。

やることなすことのすべてを恐ろしく速く理解し、

処理を進めていくときもスピードからしてまるで違う。

 

本当に医学部医学科に行きたいのなら、

理数科に入るくらいの学力が元々いるのかもしれない。

 

もしも理数科でない生徒であっても、

少なくとも私立中学受験で特待を取れた生徒ならば、

中学1年から高校3年までの6年間を指導できれば、

全員合格させるだけの学力をつける自信はある。

 

中学受験合格や高校受験合格を境に、

いろいろな理由をつけて塾を辞めてしまう生徒には、

(当然だが)そのようなことはできない。

 

(続く)

 

 

 

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