塾長の考え

超二流12

AI(人工知能)やロボットがわれわれのの日常生活に入ってくるのは時間の問題だ。

 

おそらくは向こう10年間で誰もがその存在を実感し、また活用事例が身近に多数出てくるだろう。

 

いったん各家庭に普及し始めれば、

 

そのスピード感はスマホの普及スピードに劣らないものと推測できる。

 

そのとき私たちはどのような暮らし方をしているのだろうか。

 

そのとき私たちはどのように仕事をしているのだろうか。

 

 

実際のところ、

 

今現在の学校の教育のやり方は明治時代の学校の頃と大差がない。

 

殖産興業を通じて富国強兵を目指して猛烈に変化を遂げた明治時代。

 

あの頃生まれた学校制度はわかりやすく言うと、

 

「工場で働く人間」を養成する機関だった。

 

だから大正、昭和、そして平成となっても通用する部分がたくさんあったのだ。

 

昭和の後半は完全に工業化社会であったし、

 

それが情報化社会に移行して、

 

さらに高度情報化社会に突入しいった流れが平成までだった。

 

その途中経過の中で今の学校制度ではカバーできない生徒が増えだしていったのだ。

 

具体的に言えば、

 

不登校の生徒が出てきたことや都会と地方の子どもの学力の二極化、

 

主体的にものを考えることができない指示待ちの生徒たちの増加などである。

 

 

教育改革が叫ばれて久しいが、

 

本当に有効な方法があるとすれば、

 

今現在において多様化していっている社会の状況に適応しながら、

 

そのつど強い意志をもって判断できる自立心がある人間。

 

AIやロボットができないような温かみのあるコミュニケーションが、

 

他人にできる人間。

 

人間ならではの独特の発想ができてそれを現実にできる人間。

 

そしてそれらの基盤となる確実な基礎学力を有する人間。

 

こういった人間に成長できるように子どもを育てなければならない。

 

学校(の制度)も少しずつ変わっていかなければいけないが、

 

受験勉強という点で補完的および発展的な意味合いが強い学習塾も、

 

基礎学力の養成はもちろんのこととして、

 

生徒の自立心を育むような指導をしなければならない。

 

今のように講師が主役で生徒に勉強内容を押しつけていくような、

 

プッシュ型のやり方ではなく、

 

生徒の想像力や創造力を喚起するような、

 

対話型(1vs1)の指導、

 

つまりプル型の指導が望ましいだろう。

 

 

生徒が主体的に学習し、

 

戦略的に学習できるような考え方を伝授し、

 

自分を律することで時間の管理ができる

 

そして周りの人たちの考えを尊重して優しく接することができる。

 

 

そのような自立型の人間に育てられるような指導が望ましい。

 

 

さらに言えば生徒の生まれ持った個性は、

 

その子の天命を全うするために必要なもの(の一部)なのだから、

 

集団授業をして押しつぶすようなやり方はしない方がいい。

 

(今は必ずしも将来的に生徒みなが工場で働くわけではないのだから)

 

 

個性を尊重しながら教養を積むことで性格の至らないところは改善できるように。

 

そして、そもそも学力(=成績)に関しては、

 

生徒はそれぞれの状態で入塾してくるのだから、

 

その生徒に合った成長プランが計画できるためには、

 

やはり個別指導が望ましい。

 

 

そういった環境を整えることがまずは大事であり、

 

それを継続できるように精神的サポートを続けていくことが、

 

プロの個別指導講師と言える。

 

これらが実現できれば生徒の望む結果は(時間があれば)当然得られるし、

 

子どもを中心とした家庭生活にはなんとも言えない幸福が訪れるだろう。

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