塾長の考え

東大の受験対策で(その2)

今回は生徒に東大国語(文系)の1番の問題の指導をした。

 

とは言っても1番の(1)だけ。

 

毎回そうだが、東大や京大などの問題は1つひとつが本当に決めが細かくて、

 

なおかつ深い思考力と洞察力を要する。

 

国語の1番は現代文(評論)だが、(1)は理由説明問題だ。

 

この日の指導のために生徒の方にはあらかじめこなしておかなければいけないテキストや問題、

 

それらを指定していて、なおかつそれらの問題を完全に理解できていて確認テストですべて満点をとる、

 

そういうミッションを出しておいた。

 

それらができなければ直接指導はしない。

 

それらをクリアーできているから私の目の前に座っていられるのだ。

 

ここからはずっと来年の2月の前期試験に向けての個人レッスンがある。

 

さっそく最初の問題の解説をしていくのだが本文の内容を入念に分解して、

 

私が1つひとつ質問をしていくことに対して生徒は自分の考えを述べなければいけない。

 

その反応を観ながら私の解説はいろんなレベルに変化する。

 

相手の学力という周波数に合わせた個別指導をしないと、

 

相手の頭の中にクリアーなイメージがわかないし、

 

心の底からの納得感が得られないからである。

 

 

実際の彼の学力は東大の国語のレベルが「7~8」だとするならば「4」ジャストである。

 

つまりレベル「5~6」の内容が頭には一切入っていなくて、身にもついていない。

 

そこを私の解説と「別のシステム」とで埋めていきながら最終的には75%の正答率を目指している。

 

 

昨日の指導をし終わってみてつくづく思ったが、

 

下準備(仕込み)ができている生徒に指導することほど、

 

おもしろくて楽しい指導はない。

 

やはり勉強は楽しいし、東大や京大の問題は知的好奇心を満たしてくれて満足感があふれる。

 

 

生徒も終始ニコニコしながら指導を受けてくれて満足できているようだったし、実際に、

 

「いや~、おもしろいですね」と言ってくれている。

 

この感覚は学校では感じたことが全くなかったとも。

 

 

テレビやネットで観るプロの漫才やコントも私個人は見ていておもしろいと感じるが、

 

ハイレベルな問題を解説して生徒を喜ばせることが出来ることはそれに匹敵していると自負している。

 

こちらも講師としては「プロ」だからお笑い芸人の「プロ」に負けていられないのだ。

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