小学生のAちゃんの話
「Aちゃん、この前来た時に『明日は社会のテストがある』って言っていたよね?結果はどうだったの?」
「あ~、できました!(笑)」
「あ、そうなの、できたんだ!良かったね!」
「ちょっとわからないところがひとつあったんですけど、友だちと後で答え合わせをしたら同じだったんですよ(ニッコリ)」
「友だちと同じ?ちょっと自信がなかった問題の答えが“その子”と同じだったからといっても、合っているとは限らないんじゃないのかな?」
「いえ、大丈夫ですよ!だってその子は〇〇〇(塾名)のトップなんです!」
「え、トップ!?」
「はい。!(^^)!」
「“その子”ってそんなにできるの?」
「はい。その〇〇〇の受験コースの中で1番できる子なんですよ!」
「ふ~ん、じゃあ、『答えは合っている』で間違いないのかな?」
「はい!」
「でも…、“その子”とテストの問題の解答が同じようにできたのならば、Aちゃんも同じくらい『できる生徒』ってことになるんじゃないの?(笑)」
「とんでもないです!私なんてぜ~んぜん!(笑)」
…はたして、そうなのかな。
Aちゃんが私に「明日社会のテストがあるんです!」と言ってきたのはテスト前日のことで、そのときには社会のテスト範囲の暗記がしっかりとできていなくて、私が特訓を即席で60分だけやって対処したんだよね…。
それで1日にしてその「トップ」の子と同じ点数が社会のテストとはいえ取れたのなら、やっぱりAちゃんにも“その子”と同じくらいの優秀な能力が秘められていることだと私は思う。
ましてやその小学校は県内で1番のトップ校だから、テストの問題だって普通の小学校のテストと比べたらはるかに難しいわけで。
Aちゃんは北斗塾にいるけど、“その子”を始めとする優秀な子たちって中学受験専門塾やよその大きな塾の受験コースにたくさんいるんだろうけど、高校生くらいになってその塾では対応できなくなってから北斗塾に移って来たときには“普通の成績(学力)の生徒”になっているんだよなぁ…。
もったいないよね。