塾長の考え(親の学習とは)⑧
「仕事とは何か?」
親の仕事への取り組む姿勢。
それが、
子どもの勉強への取り組む姿勢。
これに影響するということを前回述べた。
子どもの人生観が構築されていく時期。
その多感な時期の最大の手本とは、
「親」である。
親の生き方が子どもの人生観に、
大きな影響をもたらすことになるのだが、
親御さんたちは自覚しているのか?
例えば仕事をしていく中で、
上手くいかないことや失敗、
そういうことが起きたときに、
どう対処しているか?
そういった「失敗」からは、
多くの学ぶことがある。
まず失敗には「原因」がある。
①直接的原因
②間接的原因
③根本的原因
うまくいかなかった原因は、
上記の3種類に集約されるのだが、
それを見つける(特定する)。
そしてそれを克服する。
1つひとつ。
そうすると、
成功するためのノウハウが蓄積できる。
よって、
次回からは成功できる。
その後ずっとうまくいく。
そして、
その成功までのストーリーは面白い。
学びが多くてハラハラドキドキ。
聞いているだけで楽しい。
さらに勇気や元気をもらえる。
結果的に、
聞いている人が感化されて、
自分も挑戦してみようと思う。
好影響がこうしてまわりに伝染していく。
まさにそういう人材は、
会社(組織)の中の、
ゲームチェンジャーになりうる。
こういう話を生徒にすると、
誰もが目を輝かして聞いてくれる。
どの生徒でもヒーローになれる。
どの生徒でもヒロインになれる。
もはや成功しかない。
だけれども、
「ずっと失敗続きだったら?」
そんなことを心配する生徒もいる。
ずっと失敗が続いても、
努力することをあきらめなければ、
自分が向上し続けるので、
悪いことは何もない。
成長しかない。
タイムリミットがある場合には、
一見、失敗に終わったように見える、
そういう場合もある。
しかし、
長期的に見れば、
やっぱり努力は報われている。
(望んだ結果と)違う形かも知れないが、
よく考えると努力に見合った分だけ、
幸せになれている。
つまり、
諦めなければ成功しかない。
そういった体験を仕事の中で、
親御さんは、
経験し体得しなければならない。
わが子の手本となるためにも。
仕事とは何か?
生活のためだけではない。
(自分の)自己実現のためだ。
そして、
大切なわが子のためでもある。
親とは教師の存在でもあるのだから。
(続く)