塾長の考え(県立高校合格)
「おめでとうございます(笑)」
「ありがとうございます(笑)」
県立高校の合格発表が先日あった。
その合格の報告もあり、
Tくんのお母さんが塾(本部)に、
22時にやってきた。
Tくんが受けたのは実業系の、
宮崎工業高校。
(もう1人、実業系の)
佐土原高校を受けた生徒である、
Rちゃんは予定通り合格したが、
こちらのTくんは、
かなり危ない状況だった。
不合格になることを、
私もTくんのお母さんも、
内心、いったんは覚悟した。
「塾長、やってしまいました!」
「え、何を?」
県立高校入試前日。
Tくんは風邪をひいた。
何でよりによってこんな時に…。
「どうしたらいいですか」
泣きそうな表情のTくん。
しばし沈黙の時間。
「だから、何?」
「え…?」
「風邪ひいたからって、何?」
「え、え、まずいじゃないですか」
「何が?」
「え、風邪ひいてしまったんですよ」
「そんなことは関係ない」
「え、え、何でですか?」
「明日の試験で全力を尽くすだけだよ」
「え、やばくないですか?」
「だから何が?」
「明日までに治らなかったら最悪です」
「では受験をあきらめるの?」
「いや、あきらめたくないです…」
やり取りは続いた。
「もうヒーローになるしかない」
「へ、ヒーローですか?」
「ヒーローは必ず最後に…」
「最後に…、何ですか??」
「ピンチになるだろ?」
「あ~、はい…」
「きみも同じことになった」
「確かに、ピンチっす…」
「その状態で戦ってこい!」
「はい、わかりました!」
その状態(風邪)で当日を、
迎えてはいけなかったのだが(苦笑)、
県立入試1日目の夕方に、
Tくんのお母さんから電話があり、
「熱が39度2分の状態で受けました…」
熱が39度2分。
前日より悪化してるやないかい!
2日目も同様の状態。
またTくんのお母さんから電話。
「帰ってからぐったりしています」
「そうでしょうね」
「今日は塾を休ませます」
「はい(来る予定だったの?)」
こんな状況だったので、
合格はすごくうれしかった。
「工業高校で1番を目指します!」
「はいはい」
「で、3年後宮崎大学に行きます」
「オーケー」
Tくんとの約束だ。
「工業高校に入学して塾??」
(高校生になっても)
塾を続けるのに反対だった父親を、
一生懸命説得して、
塾を続けることになったTくん。
入塾時、
勉強嫌いだったTくんは、
「得意!」
とはどう見ても言えないが(笑)、
(今は)
勉強をすることに意欲的になった。
そこは「どう見ても」、
彼が「成長」したところ。