塾長の考え(期末テスト)⑯
5月下旬に実施されたテストがある。
「大学入学共通テスト模試」だ。
これは株式会社がベネッセが実施する、
日本全国規模の模試だ。
参加する高校3年生は数十万人になる。
北斗塾は宮崎県宮崎市にあるが、
この塾にいる生徒たちの中で、
一番人気がある国公立大学の学部は、
医学部である。
もちろん、
医学部といっても医学科だけでなく、
看護学科や保健学科などもあり、
総体的には医療関係の職に就きたい、
そう考えている生徒が多いようだ。
宮崎大学医学部医学科は特に人気。
将来は医師になりたい生徒が多い。
(今年京大と九大を受ける生徒は違うが)
ここに「合格する」ことが、
本当にできれば、その夢は叶う。
夢が叶う、
その可能性を最大限に高めることは、
大学受験に合格することで可能だ。
先ほど述べたが、
「大学入学共通テスト模試」。
それの結果がとうとう先週出てきた。
宮崎大学医学部医学科に関して言えば、
学科内1番と10番は私の生徒だ。
この2人は来年春には合格しているだろう。
つまり、
将来は医師である。
さて、
この2人だがどういう生徒かと言うと、
自立型人間だ。
自立とは、
自主+自律+自制+自発+自活。
1番をとっている生徒は、
この5要素を高いレベルで獲得している。
だから1番なのだ。
10番を取っている生徒は?
同じだ。
では、
その差はどこにあるのか?
ズバリ言うと、
小学4~6年生時代の学習の差だ。
学習の差とは、
①学習時間の量 ②学習内容の質
こういったものになる。
だから、
小学生が高学年になったときに、
中学受験に向けての学習は、
大いに意味があるのだ。
この頃の頑張りが、
大学受験の勉強をするときに、
「え、今ごろ!?」
と思うかもしれないが、
大きなアドバンテージとなって、
出てくる。
その時期に自覚していなくて、
やるにしても学校指定の宅習だけ。
たとえば、
ノート1ページをする、
漢字ドリルをする、
計算ドリルをする。
そういうふつうの勉強。
(計30分~1時間)
それでは中学受験は上手くいかない。
もちろん、
そこまで難しくない中学は、
当然だが合格する。
だが、
難関と呼ばれる中学には合格しない。
「宮崎大学附属中学校」
「宮崎西高附属中学校」
この2つのような。
何年もたってから、
「よし頑張ろう!」
そう決意したときには、
小学生時代に頑張っていた生徒とは、
かなりの学力差ができている。
学力の土台の完成度がまるで違う。
それがずっと影響するのだ。
何年間もずっと。
(続く)