塾長の考え(ショート 604)
軸がブレずに継続的に努力できれば、
最大限の効果を発揮する勉強ができる。
自分で自分をリードできる人が、
自立型の人間であると言える。
自己リーダーシップにも2種類あり、
1つは「変革型リーダーシップ」と言い、
もう1つは「交流型リーダーシップ」と言う。
前者にはまず信念に基づいた価値観がある。
この価値観に即した生き方ができれば、
人はだれでも幸せを感じることが可能だ。
変革型リーダーシップとは、
自分の置かれた現在の状況を、
自分の価値観に合ったものに変えていきたい、
そういう欲求をもって変革を試みる立場。
これは効果性を重視する。
交流型リーダーシップとは、
日々変化する現在の状況に最適化したい、
そういう欲求をもってやり取りを試みる立場。
これは効率性を重視する。
効果性も効率性もどちらが上とかではなくて、
どちらも大切な要素であり、
状況に応じてバランスを取ればよい。
ただし、
短期的に見れば効率性は功を奏すことが、
一見多く見えるのでいいことのように思える。
しかし、長期的に見ればどうか?
効率性を重んじる方向にかじを切ると、
本当に大切なものを見失っていく。
いや、見失うのではなく「失う」。
自分にとって本当に大切なものは何か?
自分の中にある価値観を思い出さなければ、
いつまでも他人の計画の中で生きるだけ。
価値観が己の「軸」となる。
その軸こそが理想を実現する魔法の杖だ。
(続く)