京都大の受験対策で(その2)
東大や京大などの超難関大学の文系の入試科目には社会が必要だ。
中学生が学習する社会は「歴史」「地理」「公民」に分類できる。
これが高校生になると、
「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」
これらが【地歴】と呼ばれるもので、
「倫理」「政治・経済」「現代社会」「倫理、政経」
これらが【公民】と呼ばれる。
これらの内、文系の進路に進む生徒は【地歴】から2つ、
【公民】から1つ科目を選択する。
ちなみに、
「社会」と言えば教科名を意味しており、
「世界史A」と言えば科目名を意味する。
さらに言えば、
「A」よりも「B」の方が範囲が広く覚える量も多い。
東大の受験(個別検査:通称「2次試験」)には2科目が必要で、
京大の受験には1科目が必要だ。
私のところには日本史Bで受験する生徒がいるのだが、
京大の試験の中身はというと、
相当に細かい用語が連続で問われており、
大学入試センター試験と比べると、
2~3段階くらい上位のレベルと思われる。
また論述を要求する問題が東大同様出題されているのだが、
こちらに至っては4段階上だろうと思われる。
京大(東大もだろうが)の受験生の大半は、
この論述問題の対策に悩んでいるだろうと思う。
が、しかし、
近年私にはこういった論述用の対策として、
非常に有効な2つの武器を用意している!
1つはこういった超難関大学受験用の論述対策テキストであり、
もう1つはというと、
私がビジネススキルとして身につけている「ある手法」である。
この「ある手法」とはどの論述対策本にも解説されておらず、
またいろんな予備校講師が出している「講義書」にも、
今のところ掲載(=解説)されていることがない。
そういうわけでこれは非常に有力なスキルだと思っている。
実際のところ、
論述問題がどうしても上手くいかずに苦戦していたうちの生徒も、
この手法であっという間(決して大げさではない)に、
学習することができるようになり、
本人も驚きを隠せない様子だった。
このような瞬間を味わうと塾講師としての仕事の中に、
研究者としての要素もあるのだと感じ入ることができるし、
今後もこういった“発明(正確には応用だが……)”は、
していきたいものだと思う。
若い頃(20~30代)には、
大量の時間を使って努力してもなかなかできなかった芸当だが、
キャリア27年目を過ぎたあたりからこういったことが、
わりと自然にできるようになったことが個人的に嬉しいことだ。