予備校と学習塾は違う(その1)
今日の個別相談であらためて思ったことがある。
それは保護者の方のほとんどは予備校と学習塾の違い。
それがわかっていない。
大学受験に失敗したわが子のために「予備校探し」をする。
どこの予備校がいいのかの判断基準がわからない。
そういう保護者の方が多い。
だから仕方なく、合格実績が多い予備校に入学する。
高校の(担任の)先生が勧める予備校に入学する。
私は前から何度も何度も面談あるいは説明会で言っている。
「予備校は大学入試の専門学校なんですよ」
「基礎からの学習指導を求めるなら『塾』ですよ」
しかし、ほとんどの保護者の方はこう思っている。
「予備校はわが子の学習指導を基礎からきちんとしてくれる」
…それは塾の守備範囲であって、専門学校の守備範囲ではない。
予備校(専門学校)は入試問題を分析してその攻略法を伝授する。
これが原則。
この原則を逸脱する予備校も全国的に見れば、
少数ではあるが存在しているだろう。
個別指導をする予備校なんかは枠にとらわれていない。
そういうところが多いだろう。
わが子の学力がセンター試験で900点中630点を超えている。
そういう生徒ならどこの予備校でも上手くいく場合が多いはず。
つまり予備校選びに苦労する必要はない。
どこでも同じような結果が出てくるだろうから。
(寮で乱れた生活をする生徒は論外として)
でも、わが子の得点力が70%を切っている場合は、
来年の結果は好ましくないことに終わる可能性は相当高い。
他にもいろいろあるが何とかしてこの事実だけでも、
1人でも多くの保護者の方に知ってもらいたい。