塾長の考え(期末テスト)⑳(終)
4月から全塾生を観察してきて、
7月上旬(期末テスト終了)までに、
あらためて確認できた。
小学生であっても、
中学生であっても、
高校生であっても、
「なぜ勉強をするのか?」
この問いに対して、
明確な答えをもっていない限り、
必ず勉強面で苦戦するときが来る。
成績不振はあたりまえ。
学校を休みがちになるケースも。
あるいは、
学校をやめる選択をとる生徒も。
(これは現実的な話)
学校の先生たちの指導も、
各先生たちの人格によって、
言葉遣いが変わるため、
大きくわが子に影響する。
提供する授業内容について、
「正確にできる」
それだけでは本当のところ、
学校の教師は務まらないのでは?
「人格者が教育する」
それが理想。
現実は玉石混交の状態の中で、
わが子は毎日を過ごす。
その中で、
生きていかなければいけない。
本当は…自分らしく生きたいはず。
だけれども、
自分らしく生きていくためには、
それも学校の中でとなると、
「勉強ができる」
ということは必須の条件。
その条件が満たせない場合、
わが子たちは、
必ずストレスを受けることになる。
それはあたかも、
大人社会の中で生きていくときに、
仕事ができない社会人が、
必ずストレスを受けることになる、
この構図と同じ。
つまり、
学校とは社会の縮図であり、
会社とはその社会の構成要素の1つ。
子ども時代は学校で、
大人になれば会社で、
勉強(仕事)ができなければ、
ストレスを受けるのだ。
学生時代に受け続けた賞賛が、
その生徒の人格形成に、
大きな(良い)影響を与える。
学生時代に浴びせられ続けた罵声が、
その生徒の人格形成に、
大きな(悪い)影響を与える。
社会がそうであるように、
学校も結局は人間関係。
それが幸福を感じる重要な要素。
これを上手にできなければ、
苦痛の毎日に耐えることになり、
最悪の場合は学校をやめる。
人間関係が上手くいっても、
授業がわからなくて苦痛であれば、
メンタル的には毎日ダメージを受ける。
それでも学校に行き続ける生徒がいる。
それだけで、十分にえらい。
(私ならムリ。ガマンできない)
わからない授業を何時間受け続けても、
絶対に学校をやめない生徒たち。
ガマンしてでも学校に行く生徒たち。
そんな生徒たち全員を、
北斗塾で救ってあげたい、
そう思う。
期末テストの対策のために、
一生懸命に勉強する生徒たちを見て。
(終)