塾長の考え

塾長の考え(期末テスト)⑥

「流動性知能」について前回述べた。

 

この知能(能力)は若い人の特権だ。

もちろん年齢を重ねていっても、

その知能がおとろえていかないように、

努力することはある程度可能だろう。

 

そう思いたいがデータの上では、

やはり減少していく能力らしい。

 

代わりに、

年齢が上がっていくにつれて得られる、

そういう能力もある。

それは「結晶性知能」という。

 

私も50代に入ってしばらくしてから、

これまでに学習してきたことや、

経験して勉強してきたことなど、

いろんなことがつながり始めて、

「そうだったのか!」

と理解できることが多くなった。

 

そして、

いろいろな問題の解決方法も、

どんどん出せるようになってきた。

 

実は、

いろんなアイディアも、

いくつも浮かぶようになり始めて、

毎日がとても楽しい。

 

ところで、

「流動性知能」の話に戻るが、

この能力がさかんな時期の1つが、

まさしく小学生時代。

 

何でもかんでも覚えることができる、

この時期に学習したり勉強したり、

本当に有意義なことに時間を使う、

それが確実にできるような環境があれば、

わが子の能力も磨いていける。

 

可能性を伸ばすことができる。

 

子どもは自力ではそういう環境を、

見つけられないし、

見つけても経済力がないから、

自分の意志だけでは、

その環境を手に入れることはできない。

 

別の力(存在)が必要なのだ。

 

では、誰がその役割を果たすか?

 

子どものゴールデンタイムを、

有効活用できるような環境に、

導ける唯一の存在は誰か?

 

それが親御(保護者)さんたちである。

 

(続く)

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