塾長の考え(個別指導とは何か)①
生徒を目の前にして講師が指導をする。
それが「個別指導をする」ということ。
このとき、
①(生徒が)暗記した内容をチェック
②(生徒からの)質問に答える
これらは大多数の塾が、
ふつうにやっている方法であり、
北斗塾もこれをする場合が当然ある。
これ以外に考えられる形態は、
集団授業の塾に併設されるタイプの、
個別指導(コース)。
集団授業では(生徒が)わからないときに、
質問できない。
ゆえに、
③最初から個別授業をする。
黒板授業を講師1人に生徒多数で、
というわけではなく、
ホワイトボードを使用して、
至近距離で授業をする。
生徒1人に対して講師1人。
または、
生徒2人に対して講師1人で。
このやり方をする塾の根底にある考え方は、
集団授業についていけない生徒に対しての、
「救済措置的な指導だよ」というもの。
だから、
勉強がわかるようになれば、
集団授業のコースに戻る場合があるし、
集団授業のコースと個別指導のコースを、
併用することも親御さんに勧めてくる。
さて、
私の考えでは①②はいいとしても、
③は条件付きでないと賛同できない。
③はその講師の力量に大きく左右されるから。
非常に危険であると考えている。
通常の個別指導塾であるならば、
集団授業ができるレベルでない講師が、
個別授業をする可能性が高いからだ。
要するに(学生)アルバイトの講師。
よって、
北斗塾では、
よほどの学力水準の持ち主で、
なおかつメタ認知力が高く、
言語化能力に優れていて、
ホワイトボードに書く字がきれいで、
声がはっきりとしていて早口ではない、
そういった、
相当に優秀な学生講師でなければ、
恐ろしくて絶対に③は採用できない。
そういう方針だ。
ふつうの大学生のアルバイト講師では、
あまりにもリスクが大きいからだ。
それは医学部医学科の大学生であってもだ。
③を安心して実行するなら、
高品質の「映像授業」一択である。
ただしこの場合も「条件」がつく。
時間が長い映像授業はダメ。
理由は(生徒の)集中力が続かないから。
映像授業を受ける生徒の集中力は、
1回につき15~25分が限界。
それよりも長い映像授業は、
中身がどんなに優れていても、
生徒への吸収率が極端に悪くなるため、
実質的にはムダが多くなる。
そのため、
とてもではないが推奨できない。
(続く)