予備校の評価とは!?
インターネット上に、
予備校ランキングや塾ランキングといったサイトがある。
ほとんどの保護者の方は、
真実を知ってはいない。
あれはお金を払っている予備校や塾が、
掲載されているランキングサイト。
営利目的でどこかの会社が運営しているサイトだ。
当然だが、何度も北斗塾(予備校)にも、
掲載しませんか(お金は〇〇円です)と、
打診されたが全部断ってきた。
本当の評価は来てくれた塾生や予備校生および、
その保護者の方たちにしてもらえればいい。
体験していないものを評価できるわけはない。
よくぞ勝手にランキングしているな、と思う。
お金を業者に払っていないのだから、
北斗塾(予備校)が、
ランキングサイトに掲載されることはない。
ましてや上位にランキングされることもない。
無理やりランキングしていたサイトも、
お金を払わない北斗塾(予備校)の態度に、
馬鹿らしくなって掲載しなくなっているようだ。
今後も掲載されることはないだろう。
ところでうちの生徒にも、
その事実を知らなかった生徒が何人もいて、
「え~、あれは(お金を払わずに行われる)
純粋な人気ランキングかと思っていました!」
と言っている。
ネットの情報は、
現時点では残念だが、
まだ真実と虚(うそ)が入り混じっている。
この状況はまだしばらく(数年間?)は続くだろう。
正しく判断できる目を持たなければ、
偽物の情報に振り回される時代に、
われわれは生きている。
そう、「情報大洪水の時代」だ。
高度情報化社会であるがゆえに、
虚実入り乱れる情報の中から、
本物を見極めることができる眼力。
これが磨かれていないと、
誰もがいつでも簡単に転落してしまう。
失敗という名の「落とし穴」へ。
ところで、
一生懸命に塾や予備校で生徒に受験指導をしても、
全員が大学受験に合格していくわけではない。
それは北斗塾(予備校)も例外ではない。
過去30年間の中で何度も北斗塾(予備校)に期待して、
大切なわが子を入塾させてくれた親御さんたちに、
辛く悲しい思いをさせてきた経験はいくつもある。
だから「最善を尽くす!」という気持ちは、
常に消えることはない。
良い評価をされたり、悪い評価をされたり、
それの繰り返しの歴史が北斗塾(予備校)の歴史だ。
数年前にある高校の先生が、
「どれだけ成績が上がっているのか見せてくださいよ」と、
言ってきた。
浪人して予備校に入ったものの、
成績不振の生徒がいっぱいいるので、
進路指導主任の立場上、
送り出してしまった生徒のことを心配しているらしい。
それと、他の予備校は在籍している生徒の成績表を、
持ってきて「近況報告」してくれているからと。
(特別に)真剣な表情で(強く)要望されたから、
今後誠実につき合っていきたいということもあって、
生徒名と出身高校名の両方を伏せて、
そのときの予備校全員の模試の学力推移一覧を見せた。
「これは…初めて見ましたよ、こんな結果!」
「他の予備校さんも同じようなものをもって来るけど、
これはレベルが全く違いますよ!」
こう言われたことはとても嬉しい経験だった。
(翌年その先生の娘が3浪目で予備校に来ることに)
昨年のセンター試験から、
今年のセンター試験に対して、
いったい何点上がっているのか?
それは生徒1人あたり、
「平均で153.38点」だった。
(当時の話)
ちなみに下がっている生徒は0。
0だった。
(その時も)
しかもこれは計測できる生徒に関して、
全員の結果である。
昨年比できちんと計測できる予備校生全員、
そう「全員」の結果であり、
一部のいいとこどりの抜粋ではない。
某予備校には80人から100人くらいの、
生徒が(おそらく)いるはずなのに、
いつもその上位20人程度の成績を、
広告やHPで掲示しているが、
そういうこととはわけが違う。
ちなみに、
その某予備校の生徒があるとき「スパイ?」
として北斗塾にやってきた。
もちろん塾内にある「合格実績の掲示物」が目的だ。
(報告義務もあるのかもしれない…苦笑)
「なあんだ、うち(某予備校)の方が断然いいよ、
大したことないね!」
(塾内で大声で叫ばれて足早にその場を去られた)
かれこれ14年くらい前の出来事だ。
確かに、
何を基準とするかで見方は変わり評価は変わる。
合格者数が多いかどうか?
定員100名の予備校と16名の予備校。
単純に比較できるのかな…?
難関大学に何人合格しているか?
来ている生徒で難関大学志望者が、
1人もいないときはどうなのかな?
医学部医学科に何人合格しているのか?
上記の「難関大学」とかぶるけれども、
実は医学部受験専門予備校なるものが、
全国(主に都会)にあるのだが、
それらの全国平均の合格率は30%程度。
「圧倒的な合格率の予備校!」
とメディアに言われている(2023年現在)が、
合格率68%。(ほとんど私立大学)
北斗塾(予備校)は74%。
(2022年までの医学部受験者全員での結果、
つまり通算!)
医学部受験専門サイトの担当の方から、
「そんな数字(74%)は信用できませんよ!」
と言われた経験(昨年)もある。
例えばまた別の某予備校の新聞広告には、
「当予備校の合格者数は浪人生の実数!」
「他の予備校は現役生が混ざっている!」
というような内容が載っていたのだが、
「高卒生と現役生の合計の何が悪いの?」
と真剣に私は思っている。
塾と予備校の両方とも運営していれば、
どちらの生徒も私からすればいっしょであり、
どちらも大事な生徒でありわざわざ区別するという、
発想がそもそも出てこない。
高卒生(浪人生)を合格させることは、
現役高校生を合格させることよりも、
価値があるとでも言いたいのだろうか?
合格者数を誇るのはいいが、
それだったら私も1つだけ質問がある。
通学する生徒がその予備校に九州管内で、
例えば4000~5000人くらいいるとして、
新聞広告に掲載されている合格者数の合計は、
なぜ1000人にも満たないのか?
(当時の話)
どこの塾でも予備校であっても上位25%、
(この場合の25%とは1000人)の数の生徒は、
レベルの高い国公立大学や有名私立大あるいは、
医学部医学科などの難関学部学科などに、
合格するだろう、普通だ。
例えば宮崎県で最も実績を出す某高校の某学科は、
生徒が120人いて、
そこの場合だと上位の25%は、
計算上では30人になるが、
東大と医学部医学科の今年の合格者数だけで、
25人前後いる。
(その当時)
私の言っていることはこの進学校にも当てはまる。
要するに高学力ゾーンの生徒というのは、
そもそもが自力学習できる生徒たちなので、
学校や予備校の質にはあまり成績は左右されない。
つまり何かしらのアクシデントで不合格になっているが、
翌年はどこの予備校に通っても次は合格できる生徒たち。
その(選ばれし)上位25%の高学力の生徒たちの、
立派な合格実績だけでは、
結局のところそこの予備校の実力を、
完全に評価することはできないはずだ。
さらにもっと拡大して言えば、
どこの進学高校であっても、
上位25%の生徒たちの結果に限って言えば、
かなり良好のはずだ。
確率論的にあたりまえなのだ。
これは「普通のこと」である。
冷静になって考えてみれば、
莫大な全体数の中での合格者数だとわかる。
その予備校の「実力」とやらは、
合格者数だけでは測れないのが真実ではないか?
もちろん合格者数を誇示する広告を毎年見て、
毎年多くの親御さんが困惑していることも知っている。
そして結局のところ高校の担任の先生が勧める予備校に、
盲目的にわが子を入学させていることも。
なぜならば、担任の先生を信頼しているから。
その裏で、
なぜその担任がその予備校を推薦するのか、
真実を知っている親御さんたちはほとんどいない。
共通テストで400点台だった生徒であっても、
今年しっかりと国公立大学に合格させる指導。
そういう指導ができる予備校はいったいいくつあるのか。
私が保護者ならば、明示してほしいことは、
上位25%の生徒の合格実績ではなく、
残りの75%の生徒はどうなったのか?
(全予備校生4000人の内の3000人、5000人なら3750人)
そこにこそ真実が隠されている。
ある別の予備校も、
医学部医学科の合格者の名前と点数の推移、
(昨年→今年)が掲載されているが、
前年度のセンター試験で900点満点中、
700点以上取った生徒が、
順調に1年間で実力を蓄えて、
今年度医学部医学科に合格する。
それは普通に考えられる常識の範囲内のことで、
特別に何がスゴイのかと思う。
(当時の話:今なら共通テスト)
15年間以上、北斗塾予備校をやってきて、
センター試験で700点以上取っていて、
順当に医学部医学科の受験に挑戦して、
結果的に今現在において、
医学部生や医者になっていない元生徒や予備校生。
そのような例はない。
ハッキリ言うと、
最初から700点以上の点数の生徒を預かるのなら、
医学部医学科に合格させることを、
難しく感じたことはただの1度もないし、
結果的に全員が進学した。(100%)
上記のことは、
進学率100%(2023年時点)なので、
言う資格があると思っている。
極端な例を言えば、
今年(2023年)の実績ではないが、
過去には490点程度の学力の生徒が、
1年後に790点程度とって医学部医学科に合格した。
そういう事例が北斗塾予備校には実際にあるが、
他の予備校にも同様の例が1つでもあるのだろうか?
同様の「指導力」を本当に有しているのだろうか?
成績の元々いい生徒だけが確率論的(25%)に、
翌年合格しているだけなのではないのか?
そこが知りたい。