塾長の考え(親子関係)19
GKくんは国語力を向上させなければ、
受験にはまず勝てない。
国立大薬学部志望のGKくん。
「1.調査」
「2.抽出(検出)」
この「2」の時点で判明したことは、
おそらく中学国語の1年生時点では、
もうすでに国語の勉強が不成立、
そうだったことが予想できた。
北斗塾に入塾すれば、
高3生であれば「学力診断」の意味合いで、
高校受験レベルの問題を解かせてみる。
8割を超えない生徒が多くて、
5~6割が非常に多い。
これが何を意味するか?
そのような点数で高校入試時に合格した、
それを意味する。
各生徒は中学時代はいろんな塾に行っていたが、
結局は5~7割の学力で合格しているようだ。
(県立高校普通科の場合はこれが多い)
「ボリュームゾーンで」合格している。
(合格者がもっとも多いゾーン)
しかし、
このゾーンで合格した生徒はじつは学力不十分。
そのままだと3年後には国立大学は難しく、
不合格になる可能性は高い。
考えてみればわかることだが、
高校入試レベルで5~6割の生徒は、
合格した県立高校に進学していった場合、
3年後には卒業できる。
高校の授業を受講して3年後には卒業できる、
その力が「ある」と見込まれた生徒が合格。
途中で「進級できない」とならないはず、
そう判断された生徒が合格する。
3年後に国立大学や有名私大に合格できる、
そういう学力だから県立高校に合格する、
そういうわけではない。
ただ単純に、
「3年後には高校をきちんと卒業できるはず」
その見込みが高いから高校側は合格させる。
つまり、
学歴的に言えば「高卒」にはなれますよ、
そういう確信度が高い生徒が合格する。
ただそれだけ。
「ただそれだけ」のことなのだが、
多くの県立高校に合格した生徒たちは、
「よっしゃー!」
と叫びながら塾を笑顔で卒塾していく。
「これからは自分で勉強します」
「お世話になりました、さようなら」
と言って卒塾していく。
(ちなみに北斗塾は今年そんな生徒は0)
「何で卒塾するの?」
「(高校)受験が終わったからです」
「大学受験はどうするの?」
「今はまだ考えていません」
(「県立高校合格という勝利に酔っているので」)
このケースが本当に多かった。
それでいて、
3年後にその生徒たちは国立大学には不合格。
どこかの地方の私立大学か短大、
または専門学校に進学。
就職は…しない。
いろんな道があるのでどれも否定しないが、
高校3年間、
いろんなことにその時々で流された結果、
自分の考えてもみなかった(不本意な)進路、
そこに「しかたなく」進んで行く。
それが実際のところ。
それがいやな生徒は予備校に入学。
「未来(将来)」とは、
自分の意志でしっかりとイメージして、
常に忘れないように把握し、
それに向けて有効なタスク(課題)を選定、
そして実行。
その連続(継続)がないと、
つかめないものが「未来(将来)」。
(続く)