塾長の考え

塾長の考え(親の学習とは)⑦

「働く目的とは何か?」②

 

子どもが生まれたときに、

人は初めて「親」になる。

 

大人になって、

 

誰かと出逢い、

 

恋愛して結婚する。

 

そして、

 

子どもを授かる。

 

 

その時に初めて「親」になる。

 

 

親になれば役割が天から与えられる。

 

男性ならば父親であり女性ならば母親だ。

 

 

そして子育てが始まる。

 

 

子育てとは何か?

 

 

それは「教育」である。

 

親とは、

 

子どもの教師でもあるのだ。

 

 

そこで気をつけなければいけない。

 

教育とは、

 

「何かを説明する」

 

といった言葉だけで、

 

完結するものではない。

 

 

言葉以外の教材がある。

 

 

それは教える側の態度(姿勢)だ。

 

親の生活態度や仕事への姿勢。

 

それが子どもの教材となる。

 

 

「家庭でリラックスできなくなる!」

 

そういうことを言っているのではない。

 

そのリラックスしている姿も必要。

 

お父さんがお母さんを大切にして、

 

お母さんもお父さんを大切に想う。

 

 

それらすべてが子どもの教材となる。

 

 

仕事に対する姿勢も当然教材となる。

 

だから、

 

親御さんたちが仕事に対して、

どう取り組んでいるか?

 

その姿勢が子どもに影響する。

 

 

子どもの勉強への取り組み方に、

 

影響する。

 

 

(生活のために)しょうがなく、

 

仕事をしている姿勢から、

 

子どもは次のように学ぶ。

 

(意味はわからないが)しょうがなく、

 

勉強はするのだな、と。

 

 

仕事よりも自分の趣味に力を注ぐ。

 

そういう親もいるかもしれない。

 

 

では、子どもはどう考えるか?

 

 

勉強よりも部活動に力を注ぐ。

 

そうなるかもしれない。

 

 

「仕事が最優先じゃないよ!」

 

 

そういう親御さんの子どもは、

 

「勉強が最優先じゃないよ!」

 

 

という姿勢になっていっても、

 

おかしくはない。

 

 

実は、

 

子どもも親にとっての「教材」。

 

親は子どもに教育する立場であるが、

 

同時に教育される立場でもあるのだ。

 

 

こういう関係を、

 

物理学の言葉で言えば、

 

「作用・反作用の法則」

 

という。

 

 

子どもの成長とともに、

 

親は「親としての成長」が必要。

 

 

人の一生はずっと成長ストーリーだ。

 

人が成長するには、

 

いろんな問題が起きなければならない。

 

その問題(悩み)こそが、

 

成長するための糧(かて)。

 

 

それらを親子でいっしょに乗り越える。

 

乗り越えていくから共に成長がある。

 

だから、

 

教育は「共育」とも言えるのだ。

 

 

さて、

 

親は大人としてどう働くか?

 

その働く目的を今一度考えてみる。

 

そして実行していく。

 

 

その姿を見て、

 

わが子は(おのずと)変化していく。

 

 

(続く)

 

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