塾長の考え(自立型の指導)⑨
「大学受験生の悩み」とは?
「大学受験生」とは2種類存在する。
1種類目は高校3年生。(現役生)
2種類目は予備校生。(浪人生)
大学受験生の悩みとは、
点数が思ったように取れないこと。
(※小中学生も同じだが)
これを解決するには、
〈北斗式〉「問題解決への四段活用」
これが有効。
①原因は、
問題が解けない(できない)こと。
②その「原因」の原因は、
問題がわからないこと。
③その「原因」の原因の原因は、
1.勉強のやり方(方法)が間違っていること。
2.勉強の時間が少ないこと。
④その「原因」の………(繰り返し)…は、
「意識が低いこと!」
よって、
「自立型個別指導」をするときには、
この①~④を逆から進めて行く。
つまり、
④→①
意識を高める
③→②
1.勉強方法のチェック
2.勉強時間のチェック
②→③
「わかる」ようにする
①→④
「できる」ようにする
大多数の塾のやり方は、
集団授業であれ個別指導であれ、
「わかる」ようにすれば、
良いはずだと思っているため、
もともとできる(頭のいい)生徒か、
意識は高いが、
1.勉強のやり方
2.勉強時間
のいずれかに難があった生徒だけが、
(どこの塾であっても)
入塾をきっかけに、
成績がある程度は上がっていく。
だから効果(成績アップ)は、
(当然だが)全員には起こらず、
限定的にならざるを得ない。
したがって、
本当にやらなければならないことは、
①「意識が低い」
→ 高くするように指導する
④「できない」
→ できるように訓練する
この2点軸になっていることを見抜き、
その2つを重点的に指導すればよいのだ。
(②と③にも戦略的ノウハウはあるが)
(追伸)
④「できる」ようにする
これをしっかりとできている塾があって、
「中学生の成績向上」を実現できているが、
生徒の「意識向上」ができていないため、
「恐怖のモチベーション」を使っての、
授業(指導)になっていることがほとんど。
よって、
生徒の体質は「依存型」のまま。
そのため、
高校生になってからの勉強に支障が出ている。
(高校生の勉強は膨大かつレベルが高いため、
全範囲を塾の指導でカバーできないから)
※高校生は「塾への依存」だけではムリ。
持続可能な勉強(学習)を実現するためには、
わが子(生徒)が、
自立型になっていなければならない。
※高校生になるまでに。
大学受験(第1志望)に合格するためには、
そこが最大の「カギ」。
(最終的に)
第1志望の大学でなければ話は別だが。
(続く)