塾長の考え

塾長の考え(自立型の指導)⑤

「物理の授業が楽しいです!」

 

高校2年生のEちゃんの発言だ。

 

「物理はもう好きになった?」

 

「好きではないですけど…」

 

「好きじゃないんだ」

 

「でも(学校の)授業は楽しいです!」

 

「おっ、楽しいの?」

 

「はい、わかりやすいんですよ!」

 

「へ~(笑)」

 

 

高校2年生の女子が「物理が楽しい」と言う。

 

(大多数の女子高生は物理がキライのはず)

 

 

ところが、

 

自分の学校の物理の授業が楽しいと言う。

 

とてもすばらしいことだ。

 

かなり力量のある先生がいるようだ。

 

 

学校の先生とは、

 

結局のところ、

 

わかりやすい授業をすれば、

 

生徒からの評判は良くなるという好例だ。

 

 

一方で、

 

高校2年生のFくん。

 

通っている高校は宮崎県内でも、

 

トップ校でなおかつ、

 

学科もトップレベル。

 

 

しかし、

 

「物理の授業がわかりません!」

 

そう訴えてきたのが夏の頃。

 

入塾してしばらくたった頃。

 

 

今となっては、

 

物理の勉強を一番最初からやり直して、

 

かなりできるようになった。

 

 

学校の授業は相変わらずわかりにくいらしい。

 

しかし、「それ」は関係なくなった。

 

 

なぜか?

 

 

基礎からの学習が終わり、

 

授業の予習を塾で毎回実行して、

 

あらかじめ全部内容が分かったうえで、

 

授業に臨んでいるからだ。

 

 

「わかりにくい説明をしているな…」

 

 

Fくんは学校の授業でそう思うらしい。

 

周りの生徒たちもそう感じているようだ。

 

 

だが、問題はない。

 

 

全部理解している内容を、

 

わかりにくく説明されても、

 

特には困らない。

 

先生の教え方の上手い下手に、

 

影響を受けない。

 

 

これである。

 

 

学校の授業の「質」に左右されてはいけない。

 

学校の先生の「力量」に左右されてはいけない。

 

 

自分が優秀になっていれば、

 

授業の上手い下手にはまるで影響されない。

 

 

「先生がハズレで大問題です!!」

 

 

そうじゃない。

 

 

先生がハズレだろうが何だろうが、

 

自分の人生は自分の努力で切り拓ける。

 

 

「大問題だ!!」

 

と言っている本人自体が、

 

「大問題」なだけ。

 

 

本人自体が依存性が強い性格だから、

 

そんなことを言う。

 

 

子どもがそう言ったとしても、

 

仕方がない面はあるけれど。

 

大人がそう言い切っていたら、

 

その大人こそが「大問題」だと言える。

 

 

環境に左右されずに、

 

自分の人生を歩んで行く力強さ。

 

それが生きる力だ。

 

 

学校の先生が良ければ成績が良い。

学校の先生が悪ければ成績が悪い。

 

それは「他力本願」

 

自力本願でいける力をつけるべき。

 

 

自立型個別指導を受けている生徒は、

 

毎日その訓練を受けている。

 

 

(続く)

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