塾長の考え

塾長の考え(生徒の実態)3

2月は高3生にとって、

あるいは予備校生にとって、

 

入試がある月。

 

私立大学も国公立大学も。

 

連日のように受験対策をしているが、

 

京都大学を受験する生徒の英作文対策。

 

これが一番おもしろい。

 

やっていてもあれこれと工夫がいる。

 

何に工夫がいるのか?

 

それは「指導」である。

 

 

問題自体は日本最高レベルの難易度。

 

それが京大英作文。

 

「ふつうに考えればこうですよね!」

 

と生徒からは主張されるけれども、

 

そうではない。

 

そんなときにどう説明するか。

 

そこが腕の見せ所となるが…。

 

 

「この英訳ではなぜいけないのですか?」

 

まず、

 

英作文に100点満点の解答というものは、

 

実は存在しない。

 

これは現代文の記述問題にも言える。

 

いかに最善(と思われる)解答に近づけるか、

 

それが指導に工夫がいるところ。

 

 

京大英作文ともなると、

 

繊細かつ本質的な作文力が必要。

 

だが、

 

生徒側がそれに耐えうるだけの力が、

 

あるというわけではない。

 

だから指導するのだが、

 

その指導を最適化するには、

 

生徒との対話が絶対に必要となる。

 

「超絶わかりやすい!」

「神授業だ!」

 

などと言われる講師が予備校にはいる。

 

それでもその講師が行う授業とは、

 

ある学力レベル(チャンネル)の生徒には、

 

「よくわかる~」

 

となっても、

 

それ以外(他チャンネル)の生徒には、

 

必ずと言ってよいほど雑音が入る。

 

「ザーザーザー」

 

といった感じだ。

 

 

従って、

 

「〇〇先生の授業を聞けば皆わかる」

 

という現象は絶対に起きない。

 

テレビのチャンネルは1番組に対して、

 

1つの周波数でしか対応できない。

 

ラジオもまた同じ。

 

この場合の周波数とは、

 

学校や予備校や塾で言うところの、

 

(生徒の)学力レベルに相当する。

 

 

話を戻すが、

 

1人の生徒に対して指導するから、

 

「一方向の授業」にはならず、

 

「双方向の授業(指導)」となる。

 

対話のやり取りを通じて調整できる。

 

高度な内容を教えるときは、

 

相手(生徒)の学力に応じて、

 

周波数の調整をしながら、

 

最適なモードにもっていく。

 

レベル8の問題を解説するのに、

 

相手がレベル3であれば、

 

レベル8の問題をかみ砕いて、

 

レベル4の問題に取り組むように、

 

調整をしなければならない。

 

かなりくだけた説明になる。

 

それがわかったところで、

 

レベル5の話に自然にすり替えて、

 

再度相手の反応を見ながら説明をする。

 

「なるほどっ!」

 

という反応をもらっても、

 

その後にはレベル6の話に格上げをする。

 

だいたい3段階も上げると、

 

生徒の方は限界値に達する。

 

そこで中止。

 

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