塾長の考え(宿題は「自分で決める」)
「Sさんの出力依頼印刷終わりました」(スタッフ)
「これ…土日でSちゃんがやってくるの?」
疑問だが…、まあいいか。
自分で出力依頼しているのだから、
Sちゃんはやってくるのだろう。
(無理だと思うが)
北斗塾では「強制された宿題」は、
出さない方針だ。
たまに入塾直後の親御さんから、
「宿題が塾から出されていない」
といった電話連絡を受けることがあるが、
「こちらからは出しませんよ」
と答えている。
塾から宿題を「指示して」出すとしたら、
それは小学生と中学2年生まで。
人は大人であっても子どもであっても、
強制されたことには積極的にならない。
強制することはカンタン。
大人と子どもの力関係で、
強制的に勉強をさせることは可能。
だが、
それは「自立型」の指導ではない。
よって、
中学3年生以降はそれをしない。
一部の生徒に…実はしているが。
だが、
自立の初期レベルに達していない、
「甘えん坊将軍」のときだけ。
甘えん坊将軍とは何者か?
それは、
親御さんが何でもしてあげて、
レールも敷くし、
お膳立てもバッチリ。
そういう親御さんのお子さんのこと。
わが子がかわいい。
それはわかるが、
その「わが子」もいずれは、
自立して生活するときが来る。
それは大学卒業後だろう。
しかし、
親子ともども「1つ屋根の下」で、
いっしょに暮らすのは、
高校生の時(卒業時)まで。
それまでの「子育てタイム」内で、
子どもの自立心を養うことができなかったら、
本当に困るのは誰か?
それは、
かわいい「わが子」ではないのか。
以前から私は言っているが、
集団授業でいくら成績が伸びても、
(その実態は一部の生徒だけのことだが)
授業の担当講師に依存する性質が強まるため、
その講師(先生)以外の授業になると、
とたんに「わからない!」と言い出す始末。
「先生(の授業が)がわかりにくいので…」
と自分の学力ではなく人のせいにする。
(こんなことは)
とくに学校の先生に向けられる。
それに必ず便乗する塾講師も出てくる。
「それは大問題ですね!」
「解決するには(いい)塾に入ることです!」
※たいがいそれは自塾のこと
結局のところ人生を生きていくのに、
他人に影響を受けておかしくなる、
それではいけない。
それでは弱い。
自力で道を切り開いて、
自分の道を独力で歩いていく。
それが誰にとっても理想だ。
「自立心」を養うことこそが、
子育ての最高の形。
宿題は自分で(量を)決める。
自立への第1歩は、
自分で「決める」こと。
それが鉄則。




