塾長の考え

京都大の受験対策で(その1)

京都大に挑戦しようとしている生徒がいる。

 

その生徒の指導を全面的にしているのは塾長である私だ。

 

先日の数学の指導の中でとても難しく感じる問題があった。

 

2009年の整数の問題である。

 

「その問題の解答・解説を読んでもわからない」

 

「そもそも解説の最初から読んでも意味がわからない」

 

そのように生徒が言って私に持ってきた問題だった。

 

ところが問題だけ見てみると私もわからなかった。

 

「これはどうやって解くのだろうか?」

 

その問題が掲載されている問題集の解説を読んでもよくわからない。

 

しかし、過去問を掲載している「赤本」の解説を読んだら理解できた。

 

生徒はともかく先生である私が理解できたから良かったのだが…。

 

その後生徒も理解できて次の問題へと学習を進めることができたわけだが、

 

やはり東大と京大のレベルになると一見して瞬時に解法が浮かばないいくつかの問題がある。

 

どれも理解できればおもしろい問題でその完成度に感動もするが、

 

実は市販されている問題集であっても解答や解説が不正確なこともあったりする。

 

特にこういった超難関大学の問題になるとちょくちょくある。

 

問題のレベルが高すぎて解答が不適当だったり不十分であったりするのだ。

 

このようなときは自宅で自力で学習している高校生はきついだろうなと思う。

 

そもそも解答・解説を信じて学習していてもそれ自体が不正確だったら理解できないのだから。

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