塾長の考え

塾長の考え(写真撮影)【後編】の前編!

「お待たせしました、こちらへ」

 

大して待ってはいないが、

 

言われるままに奥の方の部屋へと進む。

 

当然だが撮影器具があった。

 

 

「お客さまの『いい瞬間』を撮るために」

 

 

前回行った写真館ではそういった説明があった。

(キャンセルしたが)

 

今回来ている写真館では、

 

特にそういった話はなかった。

 

 

「はい、行きますよ~~」

 

「パシャ」

 

「パシャ」

 

「パシャ」

 

 

「はい、これです」

 

カメラに写っている画像をのぞき込む。

 

被写体(私)がとくにすぐれた見栄え…、

 

ではないから(笑)、

 

どれも同じように見えるので、

 

あまり考えずに、

 

「じゃあ、これで(お願いします)」

 

と指さした画像を、

 

「はい、これですね~~」

「はい」

「じゃ、以上で!」

 

「え?」、と思った。

(これで値段1万円弱するの??)

 

「あの~、これで終わりですか?」

「あ、何かご要望でも?」

「いやぁ、あの…、笑顔の写真とかは?」

「あ、じゃあ笑顔で行きましょう!」

「あ、はい…」

「はいっ、笑ってくださ~い!」

 

無理やり笑ってみる。

 

3枚ほど撮った。

 

さっきと同じやり方だった。

 

以降も同じやり取り。

 

 

「あの~、違うポーズとかは?」

「あ、じゃあ違うポーズで行きましょう!」

「あ、はい…」

 

この時点で私はここ1~2ヵ月で、

 

北斗塾に入塾してきた、

2人の高2の女子生徒の言っていたことを、

それぞれ思い出していた。

 

Gちゃんは、

ある有名な個別指導塾に通っていた。

でも、そこを辞めた。

 

講師1人 vs 生徒2人のシステムだ。

 

辞めた理由は、

 

「質問したことしか答えてくれない」

 

 

ここで、

 

「え、それの何が悪いの?」

 

そう思った親御さんは………、

 

要注意だ。

 

 

次に、Hちゃん。

 

彼女は毎日通える塾に通っていた。

 

そして学校の課題(宿題)もできる。

 

 

1.毎日通える。(月謝は2,3万~)

2.学校の課題(宿題)をしてもよい。

※もちろんわからないときは質問できる!

 

「いいね、その塾!(お・ト・ク)」

 

そう思った親御さんは………、

 

要注意だ。

 

 

(続く)

 

 

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