塾長の考え

中間テスト対策(5月)その1

来週(というか今週)にいくつかの学校(中学、高校)で中間テスト(定期テスト)が実施される。

 

そのため塾生のほとんどが毎日のように通塾してきてテスト対策が行われているのだが、あらためて思うことがある。

 

「(毎日みるみると)出来るようになっていくなぁ」

 

 

それはそうなのだ。

 

テスト前はどの生徒だって集中力が高まっているのだから。

 

指導する側から見ればこのゴールデンタイムを外すわけにはいかない。

 

効果が上がるこの時期は毎日特訓をすることで一気に学力をアップさせるのだ。

 

 

中間テストはいわゆる「知識の確認テスト」である。

 

それゆえに正しい学習方法ができていれば満点か高得点(90点以上)は取れる。

 

それもごくごく自然な感じで。

 

この中間テストのメリットは事前に範囲が決まっているために学習の漏れがないようにすべての領域を綿密にやればやった分だけ高得点が取れるところだ。

 

そしてこのメリットはまたデメリットにもなるのだが、それに気づいていない生徒や親御さんたちは多い。

 

つまり頭のいい生徒であれば普段から学習を真面目にやっていなくても、一週間前くらいから真剣に暗記を頑張れば、この中間テストくらいのレベルの問題であれば80点以上または90点程度とることはできるからだ。

 

これにより親御さんのほとんどが「ダマされる

 

うちの生徒たちは「その時だけ」の学習ではなくて普段から何度も同一範囲の問題の「訓練」を重ねているので、一度習得した解法技術や知識はそう簡単には消えてなくならない。

 

そしてテストの時には「一瞬で技が決まる」ように鍛えてある。

 

ところがテスト前だけ頑張る生徒は毎回毎回無理して(テスト範囲だけ)暗記してテストを受けているために、それが終われば一切その範囲の勉強はしない。

 

そういうわけで時間の経過とともに学力は定着しないまま1~2年が過ぎていき、親御さんたちが現実(わが子の学力が大してついていないこと)を本当に知る時はわが子が中学3年生または高校3年生の実力テストまたは全国模試の成績表が返ってきたときとなる。

 

だいたい6~7月くらいだ。

 

そして3者面談で通告される。

 

「第一志望校はちょっと現時点では難しいですね」

 

特に高校3年生の親御さんたちがこの落とし穴に陥るケースが宮崎の場合は多い。

 

この後慌てて入塾してくる高校3年生が後を絶たないが、かなり高度な指導をしない限り半年後の点数は40~70点アップで打ち止めとなることが大半だ。

 

(ちなみに私が指導してきた生徒ならば高1の4月から3年間通塾していれば70~80%くらいの確率でセンター試験ならば900点満点で700点以上は取れる)

 

 

 

以前にある親御さん(といっても毎年言われているが…)から言われたセリフ。

 

「何でいつも学校のテスト(定期テスト)では9割くらいとっていたのに模試になると5割から6割くらいしか点数が取れないのでしょうか?

 

この答えは次回に。

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